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【資料2-3】厚生労働科学研究の成果に関する評価(案)(令和6年度報告書) (63 ページ)
出典
公開元URL | https://www.mhlw.go.jp/stf/newpage_59644.html |
出典情報 | 厚生科学審議会 科学技術部会(第145回 7/16)《厚生労働省》 |
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令和6年度
健康安全・危機管理対策総合研究事業「成果に関する評価」
(218,808 千円)
1.研究事業の概要
安全・安心な国民生活の確保を目的とし、健康危機事象への対応に向けた研究を実施し
ている
2.研究事業の成果
○「保健所における健康危機管理対応の推進等に関する研究」(令和5~6年度)で
は、平成 13 年に発出された「地域における健康危機管理について~地域健康危機管理
ガイドライン~」の改定案が作成された。
○「健康危機発生時における保健所設置自治体や保健所の組織体制並びに人材育成等の
強化、及びブロックごとの DHEAT 体制強化のための研究」(令和6~7年度)では、
3箇所の地方ブロックにおいて DHEAT の対応体制強化を目的とした実証訓練が実施さ
れた。
○「災害時における地域保健活動を推進する体制整備に資する研究」(令和6~7年
度)では、関連施策の動向精査、自治体を対象とした調査を実施しており、結果をも
とに健康危機管理事象発生時の保健活動に関する提言として公表する予定である。有
事並びに平時の保健活動体制の強化・推進に寄与することが期待される。
○「デジタル技術を活用した建築物環境衛生管理基準の達成等に向けた検証研究」(令
和5~7年度)で得られた知見を踏まえて、「デジタル技術を活用した建築物環境衛
生管理のあり方に関する検討会」の中間とりまとめを作成し、令和6年6月に公開し
た。これらの成果により、衛生水準や点検・検査の真正性を維持した技術活用に係る
制度改正が進むことが期待される。
○「公衆浴場の衛生管理の推進のための研究」(令和4~6年度)では、「公衆浴場にお
ける水質基準等に関する指針」における糞便汚染指標の検査方法の検証、保健所等へ
のアンケート調査結果を踏まえた「入浴施設の衛生管理の手引き」の改訂の検討など
を行った。
○地方公共団体職員を受講対象とした令和6年度生活衛生関係技術担当者研修会におい
て、生活環境安全対策分野の令和6年度の研究成果を各研究課題の研究代表者から講
義を行い、最新の知見をフィードバックした。
○「CBRNE(※)テロリズム等に係る健康危機管理体制の国際動向の把握及び国内体制強
化に向けた研究」(令和4~6年度)では、国内外のネットワークを通じて、CBRNE テ
ロリズムについての国内外の最新の科学的・政策的知見を集約し、先行研究にて作成
した「CBRNE テロ対策医療・救護支援ツール」の改定を行った。
※CBRNE:Chemical,Biological,Radiological,Nuclear,Explosive
3.成果の評価
地域保健の成果に資するガイドの骨子作成等は、地域の人材育成や、健康危機発生時の
地域保健体制構築の充実等、全国の健康危機管理体制の底上げ、均てん化に寄与した。
生活環境に関する研究の成果は、各自治体での活用や、事業者の監督衛生指導、公衆浴
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健康安全・危機管理対策総合研究事業「成果に関する評価」
(218,808 千円)
1.研究事業の概要
安全・安心な国民生活の確保を目的とし、健康危機事象への対応に向けた研究を実施し
ている
2.研究事業の成果
○「保健所における健康危機管理対応の推進等に関する研究」(令和5~6年度)で
は、平成 13 年に発出された「地域における健康危機管理について~地域健康危機管理
ガイドライン~」の改定案が作成された。
○「健康危機発生時における保健所設置自治体や保健所の組織体制並びに人材育成等の
強化、及びブロックごとの DHEAT 体制強化のための研究」(令和6~7年度)では、
3箇所の地方ブロックにおいて DHEAT の対応体制強化を目的とした実証訓練が実施さ
れた。
○「災害時における地域保健活動を推進する体制整備に資する研究」(令和6~7年
度)では、関連施策の動向精査、自治体を対象とした調査を実施しており、結果をも
とに健康危機管理事象発生時の保健活動に関する提言として公表する予定である。有
事並びに平時の保健活動体制の強化・推進に寄与することが期待される。
○「デジタル技術を活用した建築物環境衛生管理基準の達成等に向けた検証研究」(令
和5~7年度)で得られた知見を踏まえて、「デジタル技術を活用した建築物環境衛
生管理のあり方に関する検討会」の中間とりまとめを作成し、令和6年6月に公開し
た。これらの成果により、衛生水準や点検・検査の真正性を維持した技術活用に係る
制度改正が進むことが期待される。
○「公衆浴場の衛生管理の推進のための研究」(令和4~6年度)では、「公衆浴場にお
ける水質基準等に関する指針」における糞便汚染指標の検査方法の検証、保健所等へ
のアンケート調査結果を踏まえた「入浴施設の衛生管理の手引き」の改訂の検討など
を行った。
○地方公共団体職員を受講対象とした令和6年度生活衛生関係技術担当者研修会におい
て、生活環境安全対策分野の令和6年度の研究成果を各研究課題の研究代表者から講
義を行い、最新の知見をフィードバックした。
○「CBRNE(※)テロリズム等に係る健康危機管理体制の国際動向の把握及び国内体制強
化に向けた研究」(令和4~6年度)では、国内外のネットワークを通じて、CBRNE テ
ロリズムについての国内外の最新の科学的・政策的知見を集約し、先行研究にて作成
した「CBRNE テロ対策医療・救護支援ツール」の改定を行った。
※CBRNE:Chemical,Biological,Radiological,Nuclear,Explosive
3.成果の評価
地域保健の成果に資するガイドの骨子作成等は、地域の人材育成や、健康危機発生時の
地域保健体制構築の充実等、全国の健康危機管理体制の底上げ、均てん化に寄与した。
生活環境に関する研究の成果は、各自治体での活用や、事業者の監督衛生指導、公衆浴
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