よむ、つかう、まなぶ。
【資料2-3】厚生労働科学研究の成果に関する評価(案)(令和6年度報告書) (26 ページ)
出典
公開元URL | https://www.mhlw.go.jp/stf/newpage_59644.html |
出典情報 | 厚生科学審議会 科学技術部会(第145回 7/16)《厚生労働省》 |
ページ画像
ダウンロードした画像を利用する際は「出典情報」を明記してください。
低解像度画像をダウンロード
プレーンテキスト
資料テキストはコンピュータによる自動処理で生成されており、完全に資料と一致しない場合があります。
テキストをコピーしてご利用いただく際は資料と付け合わせてご確認ください。
令和6年度
循環器疾患・糖尿病等生活習慣病対策総合研究事業「成果に関する評価」
(596,160 千円)
1.研究事業の概要
急速な高齢化や、疾病構造の変化に対応しつつ、健康寿命の延伸を目指す上で、生活習
慣病対策は重要である。本研究事業は、循環器疾患・糖尿病等の生活習慣病対策分野に
多面的に貢献するための科学的エビデンスの集積を目的とする。
2.研究事業の成果
○「健康づくりのための身体活動・運動の実践に影響を及ぼす原因の解明と科学的根拠
に基づく対策の推進のためのエビデンス創出」(令和4~6年度)では、
「健康づくり
のための身体活動・運動ガイド 2023」に基づき、内容を国民によりわかりやすく周知
する「アクティブガイド―健康づくりのための身体活動・運動ガイド 2023-(アクテ
ィブガイド 2023)」を作成した。
○「骨粗鬆症検診実施率・受診率向上に資する検診実施体制の見直しのための研究」
(令
和6~8年度)では、様々な関係領域の専門家の観点から、骨粗鬆症検診における課
題を抽出・検証の上、新たな骨粗鬆症検診・保健指導マニュアルの素案を作成した。
○「循環器病のデジタルヘルスの推進に関する研究」(令和5~6年度)では、デジタル
ヘルスの導入に関するヒアリング、日本脳卒中学会の Primary Stroke Center を対象
とした施設調査の結果も合わせて、日本の脳卒中・循環器病領域のデジタルヘルスの
導入の現状と課題を明らかにした。
3.成果の評価
生活習慣病及びその合併症の増加について、対策へ向けた社会的需要は高まっている。
科学的根拠に基づき、保健・医療の質の向上に資する成果を数多く産出している本研究
事業の持つ意義や必要性は高い。本研究事業は、令和6年度に開始した「健康日本 21
(第三次)
」や令和5年3月に閣議決定された「第2期循環器病対策推進基本計画」の方
向性にしたがって推進されており、効率的に施策に反映できる仕組みが構築されてい
る。研究課題の評価においては、多岐にわたる専門の委員で構成される評価委員会を開
催し、専門的な評価を取り入れることにより効率的な研究事業の推進を図った。本研究
事業の成果は、生活習慣病対策や健康づくりに対する施策立案の根拠のみならず、糖尿
病や循環器病等の治療・予防に関する指針策定や正しい知識の普及、医療の質の向上に
還元されており、その有効性は高い。
4.改善すべき点及び今後の課題
令和6年度に開始した「健康日本 21(第三次)」を進めていく上で、各領域の施策の根
拠となるエビデンスを収集する必要がある。 また、循環器病においては、回復期以降の
医療機関における医療体制や在宅医療の強化、デジタル技術を活用した診療の推進な
ど、第2期循環器病対策推進基本計画で今後取り組むべき重要な課題として取りまとめ
られた内容に関する研究を推進する必要がある。
23
循環器疾患・糖尿病等生活習慣病対策総合研究事業「成果に関する評価」
(596,160 千円)
1.研究事業の概要
急速な高齢化や、疾病構造の変化に対応しつつ、健康寿命の延伸を目指す上で、生活習
慣病対策は重要である。本研究事業は、循環器疾患・糖尿病等の生活習慣病対策分野に
多面的に貢献するための科学的エビデンスの集積を目的とする。
2.研究事業の成果
○「健康づくりのための身体活動・運動の実践に影響を及ぼす原因の解明と科学的根拠
に基づく対策の推進のためのエビデンス創出」(令和4~6年度)では、
「健康づくり
のための身体活動・運動ガイド 2023」に基づき、内容を国民によりわかりやすく周知
する「アクティブガイド―健康づくりのための身体活動・運動ガイド 2023-(アクテ
ィブガイド 2023)」を作成した。
○「骨粗鬆症検診実施率・受診率向上に資する検診実施体制の見直しのための研究」
(令
和6~8年度)では、様々な関係領域の専門家の観点から、骨粗鬆症検診における課
題を抽出・検証の上、新たな骨粗鬆症検診・保健指導マニュアルの素案を作成した。
○「循環器病のデジタルヘルスの推進に関する研究」(令和5~6年度)では、デジタル
ヘルスの導入に関するヒアリング、日本脳卒中学会の Primary Stroke Center を対象
とした施設調査の結果も合わせて、日本の脳卒中・循環器病領域のデジタルヘルスの
導入の現状と課題を明らかにした。
3.成果の評価
生活習慣病及びその合併症の増加について、対策へ向けた社会的需要は高まっている。
科学的根拠に基づき、保健・医療の質の向上に資する成果を数多く産出している本研究
事業の持つ意義や必要性は高い。本研究事業は、令和6年度に開始した「健康日本 21
(第三次)
」や令和5年3月に閣議決定された「第2期循環器病対策推進基本計画」の方
向性にしたがって推進されており、効率的に施策に反映できる仕組みが構築されてい
る。研究課題の評価においては、多岐にわたる専門の委員で構成される評価委員会を開
催し、専門的な評価を取り入れることにより効率的な研究事業の推進を図った。本研究
事業の成果は、生活習慣病対策や健康づくりに対する施策立案の根拠のみならず、糖尿
病や循環器病等の治療・予防に関する指針策定や正しい知識の普及、医療の質の向上に
還元されており、その有効性は高い。
4.改善すべき点及び今後の課題
令和6年度に開始した「健康日本 21(第三次)」を進めていく上で、各領域の施策の根
拠となるエビデンスを収集する必要がある。 また、循環器病においては、回復期以降の
医療機関における医療体制や在宅医療の強化、デジタル技術を活用した診療の推進な
ど、第2期循環器病対策推進基本計画で今後取り組むべき重要な課題として取りまとめ
られた内容に関する研究を推進する必要がある。
23