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        【資料2-3】厚生労働科学研究の成果に関する評価(案)(令和6年度報告書) (18 ページ)
出典
| 公開元URL | https://www.mhlw.go.jp/stf/newpage_59644.html | 
| 出典情報 | 厚生科学審議会 科学技術部会(第145回 7/16)《厚生労働省》 | 
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        令和6年度
倫理的法的社会的課題研究事業「成果に関する評価」
(7,250 千円)
1.研究事業の概要
最先端の技術による想定外の影響がイノベーション推進の障壁とならないように、新た
な技術がもたらす倫理的・法的・社会的課題(Ethical, Legal and Social Issues、以
下「ELSI」という。)を抽出し、その影響度等に応じて 必要な政策を立案、実施するこ
とが必要である。本研究事業は、人工知能(AI)・ゲノム医療に焦点を当て、具体的な
ELSI を抽出、検討し、その解決策の提言やガイドラインを作成するための検討を行うこ
とを目的としている。
2.研究事業の成果
「人を対象とする生命科学・医学系研究における患者・市民参画の推進方策に関する研
究」(令和5~6年度)では、研究への患者・市民参画(PPI)について、諸外国の取り
組みや国内の現状に関する調査等を行い、その結果を踏まえて、研究で人を対象とする
生命科学・医学系研究における患者・市民参画の推進方策に関する提言の作成を行っ
た。
3.成果の評価
AI 技術は、医療を含む社会の諸活動を改善させ得る技術であるが、他方、人々の間に
は不安や懸念も抱かれており、国内外の機関で倫理的な検討が進んでいる中、それらの
議論も踏まえ、保健医療分野における AI 技術に対する不安・懸念を特定しようとする
本研究事業の試みは、人々の AI に対する信頼を獲得して利活用を促進するために必要
であるため、高く評価することができる。
本研究事業は、AI の開発・利活用を持続的に推進していく上で、現行の法制度におけ
る情報の取扱いの整理を行い、ガイドラインの作成などの成果を得ており、新たな科学
技術の社会実装を推進する上で有効である。
4.改善すべき点及び今後の課題
急速に進展する生成 AI を巡っては、その利用におけるリスク等について国内外で議論
がなされているところであり、今後、厚生労働分野における生成 AI 利用や開発に際し
ての対応策の検討が必要となることが見込まれる。
こういった最先端の科学技術の社会実装によりイノベーションを推進していくために、
ゲノム医療、ICT、AI 等の科学技術の開発とこれらの科学技術がもたらす ELSI の影響
が、国民の不利益に繋がることのないよう、ELSI をリアルタイムで検討する本研究事業
を並行して実施していくことが必要である。
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      倫理的法的社会的課題研究事業「成果に関する評価」
(7,250 千円)
1.研究事業の概要
最先端の技術による想定外の影響がイノベーション推進の障壁とならないように、新た
な技術がもたらす倫理的・法的・社会的課題(Ethical, Legal and Social Issues、以
下「ELSI」という。)を抽出し、その影響度等に応じて 必要な政策を立案、実施するこ
とが必要である。本研究事業は、人工知能(AI)・ゲノム医療に焦点を当て、具体的な
ELSI を抽出、検討し、その解決策の提言やガイドラインを作成するための検討を行うこ
とを目的としている。
2.研究事業の成果
「人を対象とする生命科学・医学系研究における患者・市民参画の推進方策に関する研
究」(令和5~6年度)では、研究への患者・市民参画(PPI)について、諸外国の取り
組みや国内の現状に関する調査等を行い、その結果を踏まえて、研究で人を対象とする
生命科学・医学系研究における患者・市民参画の推進方策に関する提言の作成を行っ
た。
3.成果の評価
AI 技術は、医療を含む社会の諸活動を改善させ得る技術であるが、他方、人々の間に
は不安や懸念も抱かれており、国内外の機関で倫理的な検討が進んでいる中、それらの
議論も踏まえ、保健医療分野における AI 技術に対する不安・懸念を特定しようとする
本研究事業の試みは、人々の AI に対する信頼を獲得して利活用を促進するために必要
であるため、高く評価することができる。
本研究事業は、AI の開発・利活用を持続的に推進していく上で、現行の法制度におけ
る情報の取扱いの整理を行い、ガイドラインの作成などの成果を得ており、新たな科学
技術の社会実装を推進する上で有効である。
4.改善すべき点及び今後の課題
急速に進展する生成 AI を巡っては、その利用におけるリスク等について国内外で議論
がなされているところであり、今後、厚生労働分野における生成 AI 利用や開発に際し
ての対応策の検討が必要となることが見込まれる。
こういった最先端の科学技術の社会実装によりイノベーションを推進していくために、
ゲノム医療、ICT、AI 等の科学技術の開発とこれらの科学技術がもたらす ELSI の影響
が、国民の不利益に繋がることのないよう、ELSI をリアルタイムで検討する本研究事業
を並行して実施していくことが必要である。
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