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資料 (97 ページ)

公開元URL https://www.mhlw.go.jp/content/001016859.pdf
出典情報 医道審議会 保健師助産師看護師分科会(11/28)《厚生労働省》
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別表 2

助産師教育の基本的考え方、留意点等

教育の基本的考え方
1)

妊産じょく婦及び胎児・新生児の健康状態を診断し、妊娠・分べん・産じょくがより健康で安全に経過
し、育児を主体的に行えるよう、根拠に基づき支援する能力を養う。

2)

性と生殖をめぐる健康に関する課題に対して、継続的に支援する能力を養う。

3)

安心して子どもを産み育てるために、多職種と連携・協働しながら、個人及び社会にとって必要な地域
の社会資源の活用や調整を行う能力を養う。

4)

助産師の役割・責務を自覚し、女性と子ども並びに家族の尊厳と権利を尊重する倫理観及び専門職と
して自律する能力を養う。

教育内容
基礎助産学

単位数

留意点
6

生涯を通じて、性と生殖に焦点を当てて支援する活動である助産の基礎に
ついて学ぶ内容とする。
母子の命を同時に尊重することに責任を持つ役割を理解し、生命倫理を深
く学ぶ内容とする。
母性・父性を育むことを支援する能力を養う内容とし、また対象の身体的・
心理的・社会的・文化的側面を統合的にアセスメントする能力を強化する内
容とする。
チーム医療や関係機関との調整・連携について学ぶ内容とする。
助産師の専門性、助産師に求められる姿勢、態度について学ぶ内容とす
る。

助産診断・技
術学

10

助産の実践に必要な基本的技術及び分べん等において対象や他職種の専
門性を尊重し、適切な役割分担と連携の下で支援を行うための高いコミュニ
ケーション能力を確実に修得する内容とする。
女性及び家族への生涯にわたる健康の継続的支援を行う内容とする。
助産過程の展開に必要な助産技術を確実に修得するために、演習を充実・
強化する内容とする。
妊婦・じょく婦・新生児の健康状態に関するアセスメント及びそれに基づく支
援を強化する内容とする。
妊娠経過を診断するための能力、正常からの逸脱を判断し、異常を予測す
る臨床判断能力を養い、診断に伴う最新の技術を修得する内容とする。
分べん期における緊急事態(会陰の切開及び裂傷に伴う縫合、新生児蘇
生、止血処置、児の異常に対する産婦・家族への支援等)に対応する能力
を強化する内容とする。
妊産婦の主体性を尊重した出産を支援し、妊娠・分べん・産じょく期にわた
る継続的な支援を強化する能力を養う内容とする。

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