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資料 (95 ページ)

公開元URL https://www.mhlw.go.jp/content/001016859.pdf
出典情報 医道審議会 保健師助産師看護師分科会(11/28)《厚生労働省》
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別表 1

保健師教育の基本的考え方、留意点等

教育の基本的考え方
1) 個人・家族・集団・組織を含むコミュニティ(共同体)を地域とし、個人の状況も踏まえつつ地域及び地域を構成
する人々の心身の健康並びに疾病・障害の予防、発生、回復及び改善の過程を多角的・系統的かつ予測的に
捉えてアセスメントし、顕在・潜在している地域の健康課題を明確にし、解決・改善策を計画・立案・実施・評価
する能力を養う。
2) 地域の人々が、自らの健康状態を認識し、健康の保持増進を図ることができるよう予防的アプローチも含めて
支援するとともに、自主的に社会資源を活用できるよう支援し評価する能力を養う。
3) 広域的視点も踏まえて、平常時から健康危機管理の体制を整備し、健康危機の発生時から発生後の健康課
題を早期に発見し迅速かつ組織的に対応する能力を養う。
4) 地域の健康水準を高めるために、保健・医療・介護・福祉サービスを調整し活用する能力及び地域の健康課題
の解決に必要な事業化や施策化、社会資源の活用・開発・管理及びケアシステムの構築を行う能力を養う。
5) 保健・医療・介護・福祉に関する最新の知識・技術を主体的かつ継続的に学ぶことにより実践の質を向上さ
せ、社会情勢の動向を的確に捉え、社会的正義・公正に基づき、倫理的問題に対応する能力を養う。

教育内容
公衆衛生看護学
公衆衛生看護学
概論

単位数
18
2

個人・家族・集団・
組織の支援

公衆衛生看護活
動展開論

16

公衆衛生看護管
理論
疫学

2

保健統計学

2

保健医療福祉行政


4

留意点
個人・家族・集団・組織を含むコミュニティ(共同体)及び地域を構成
する人々の集合体の健康増進・改善を目指すアプローチの基本的な
考え方を学ぶ内容とする。
個人・家族の健康及び生活実態や疫学データ、保健統計から地域を
アセスメントし、顕在化・潜在化した健康課題を明確にする方法を学
ぶ内容とする。
健康課題への支援を計画・立案し、継続訪問や社会資源の活用等
による実践プロセスを演習を通して学ぶ内容とする。
人々の健康行動の特性及び効果的な介入方法と技術を学ぶ内容と
する。
集団における教育方法や集団力学等を学ぶ内容とする。
地域の人々や医療・福祉等の他職種との協働・マネジメントを学ぶ内
容とする。
ハイリスクアプローチとポピュレーションアプローチの連動による活動
の展開を学ぶ内容とする。
産業保健・学校保健における活動の展開を演習を通して学ぶ内容と
する。
社会の構造・機能、組織等の理解等、施策化の基盤となる内容を含
むこととする。
健康危機管理について事例を用いた演習を通して学ぶ内容とする。
公衆衛生看護活動を展開するうえで、基盤となる疫学調査・分析、活
用方法について学ぶ内容とする。
公衆衛生看護活動における統計学の基礎、情報処理技術及び統計
情報とその活用方法について演習を通して学ぶ内容とする。
保健・医療・介護・福祉施策の企画及び評価について学ぶ内容とす
る。
調査で明らかにされた生活環境が人々に及ぼす健康上の影響な
ど、健康に係る社会問題を解決する政策形成過程に活かす方法を
学ぶ内容とする。

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