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参考資料3 (83 ページ)

公開元URL https://www.mof.go.jp/about_mof/councils/fiscal_system_council/sub-of_fiscal_system/report/zaiseia20220525/zaiseia20220525.html
出典情報 財政制度等審議会 歴史の転換点における財政運営(5/25)《財務省》
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資料Ⅱ-7-10

投資対効果の観点からの研究開発の再考

○ 研究開発費の投資対効果として、①自衛隊の防衛装備品調達(生産・技術基盤の確保)、②自衛隊の防衛
装備品調達以外への波及に係るものが考えられる。
○ 海外への防衛装備品移転に係る効果を見ると、研究開発費(国費)の投資対効果は限定的。防衛装備品移
転の制度上の課題はあるものの、こうした効果も念頭に置いた研究開発の在り方を再考すべきではないか。 その際、
投資対効果の高い国の装備品開発・調達に係る取組なども参考にすべき。
<研究開発費の投資対効果イメージ>

<研究開発費(国費)の海外市場への展開に係る投資対効果>
○ 日本の研究開発費の投資対効果は他国に比べて低い。(一つの要因として、
防衛装備品移転の制度上の課題あり。)
○ 投資対効果の高い国の具体的な取組を検証することが必要ではないか。

研究開発事業

3.31

3.50

装備品の

装備品調達以外

3.00

への波及効果

2.50

生産・技術基盤の確保

自律性の確保

2.84

2.00

国内民生市場

海外市場

への技術のスピンオフ

への移転

不可欠性への寄与

※実績上・制度上、限定される
※現在は、極超音速技術をはじめ、
民生技術からのスピンオンが主流

世界の軍事費
約212兆円 (2020年)
防衛省の予算額
約5兆円(2020年度)
(注)

(注)1ドル=106.8円(2020年平均為替レート)にて試算
(出所) SIPRI Press Release(2021Apr)

1.50
1.00
0.50

0.84

0.62
0.27

0.22

フランス

英国

0.00

0.00
ドイツ

イタリア

スウェーデン スペイン

日本

(注) 次の「効果」を「投資」で除して、試算。
効果:SIPRI作成のTIV値について、各国の2016~2020年の数値を合算。単位はTIVs in millions。
TIV(Trend Indicator Value)は、装備品移転の傾向を表すものであり、実際の通貨での取引実
績を示すものではない。
投資:各国の2010~2019年の研究開発費の数値を合算。単位は億円。
為替レート:1€=122.1円、1£=139.3円(2019年平均の為替レート)
(出所)SIPRI Databases(2021Dec)、EDA Defense Portal(2021Dec)、イギリス国家統計局資料
(2021Apr)等を用い、財務省作成。