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参考資料3 (80 ページ)

公開元URL https://www.mof.go.jp/about_mof/councils/fiscal_system_council/sub-of_fiscal_system/report/zaiseia20220525/zaiseia20220525.html
出典情報 財政制度等審議会 歴史の転換点における財政運営(5/25)《財務省》
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防衛装備の必要性に関する説明責任

資料Ⅱ-7-7

○ 一部の防衛装備に関して、環境変化への対応や費用対効果の面をはじめとして様々な課題を指摘する声もある。
○ こうした課題を抱える装備品に引き続き依存することが最適と言えるのか、また大きなコストを投下しなければならな
いのか、防衛力を強化していく上で、その必要性について改めて国民に説明を尽くす必要があるのではないか。
イージス・アショアの洋上化等(迎撃ミサイル)
【 説明を求める声】
① 能力

陸上戦車・機動戦闘車(地上戦闘)
【 ウクライナの戦車・装甲車に対する戦い方 】

大気圏外

 新技術や発射様態の多様化への対応可能性
 洋上配備のメリット・デメリット

② 運用

大気圏内
イージス
PAC-3

弾道ミサイル防衛のイメージ

 搭乗員の確保や負担軽減、船独自の制約(例:定期検査時には従事不可)
 同盟国含む諸外国との相違に伴う対応(知見の蓄積、相互運用等)

③ コスト

 船体構想によるコスト変動
 他に採り得る代替案の有無
 BMDに関するコスト非対称性

○ 物量で勝るロシア軍に対し、ウクライナは米
国製の携帯型対戦車ミサイル「ジャベリン」等
を使用して激しく応戦。多くの戦車・装甲車の
破壊に成功。
○ 戦車や機動戦闘車と比較して、ジャベリン
は安価な装備品であり、コスト面において、両
者はコスト非対称。物量で勝る敵方に対抗す
るために、対戦車ミサイル等を活用することは
コストパフォーマンスを高める可能性。

ジャベリン(ロッキード・マーチン社)

10式戦車(陸上自衛隊)

コスト面から見た非対称性
弾道ミサイル防衛に係る経費(直近3年度の予算(※))

R4当初 743億円、R3補正 643億円
R3当初 1,148億円、R2当初 1,136億円

アショア及び洋上化に係る経費

イージス・アショアの契約額:1,784億円
レーダーの洋上化経費:58億円(R4年度予算)
- 艦船建造や発射試験等のため今後も多額の費用が生じる可能性

弾道ミサイル(北朝鮮)

3億円~10億円程度 / 1発
(短距離~中距離)
(出所)報道情報による(注)金額は推定

※ ミサイル取得費用に加え、防衛に必要となる整備費用や訓練経費等を含む。弾道ミサイル関係の予算は、
H16~R4の総額で約2兆7,829億円。

コスト面から見た非対称性
戦車・機動戦闘車(R4予算)

10式戦車:約14億円 / 1両
16式機動戦闘車:約7億円 / 1両

ジャベリン(米国製)

ミサイル:2300万円程度 / 1発
発射ユニット:2億7000万円程度 / 1機
(出典)2021年度米国予算資料