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参考資料3 (38 ページ)

公開元URL https://www.mof.go.jp/about_mof/councils/fiscal_system_council/sub-of_fiscal_system/report/zaiseia20220525/zaiseia20220525.html
出典情報 財政制度等審議会 歴史の転換点における財政運営(5/25)《財務省》
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資料Ⅱ-3-35

企業の研究開発によるイノベーション創出

○ 応用・社会実装寄りの研究領域には、企業による研究開発投資が適しており、資本主義の主役である企業が適切に
リスクを取って研究開発を行い、更なるイノベーションの創出につなげる視点が重要。

600

戦略的イノベーション創造プログラム(SIP)

内部留保,

 内閣府(CSTI)が、日本の経済・産業競争力にとって重要な課題をトップダウンで決定。
分野横断的な課題を産学官で連携して実施。
 基礎研究から社会実装(実用化・事業化)までを見据え一気通貫で研究開発を推進。

484 兆円

500
400

現金・預金等,
280 兆円

300

マッチングファンド方式の導入:
「SIP第2期の中間評価(三年目評価)以降の各年度において、マッチング率5
0%(ただし、上回ることを妨げない。以下同様。)のマッチングファンド方式を本格的
に導入する。従来、各課題で任意に設定されていたマッチング率について、①今後5
0%とすること、②管理法人にその根拠の報告を求めること、が主な変更点である。」
(R元年6月 SIP/PRISM ガバニングボード決定)
SIP(第2期)課題 マッチングファンド
方式の適用

200

AI・サイバー

空間データ処理

100

(注)現金・預金等は、現金・預金と有価証券(流動資産)の和
(出所)財務省「法人企業統計調査」

2020

2019

2018

2017

2016

2015

2014

2013

2012

2011

2010

2009

2008

2007

2006

2005

0

サイバーセキュリティ

2004

(兆円)

○ そうした中、実用化・事業化までの研究開発を推進する戦略的イノベーション創造プログラム(SIP)では、現行の第
2期(2018~2022年度)から「マッチングファンド方式」(民間企業と国が費用を半分ずつ支出)が導入されたが、実際の適用は
不十分。公費支援すべき研究開発においても、次期SIPを含めマッチングファンド方式の適用拡大に取り組むとともに、
実社会のイノベーション創出に向けた、成果の社会実装の進捗を確認すべき。

自動運転
マテリアル
光・量子
バイオ農業
エネルギー
防災・減災
AIホスピタル
スマート物流
深海資源

×
×
×
×
一部適用
×
×
一部適用
×
一部適用
×
×










実際は、マッチングファンド方式は、
SIP第2期の全12課題のうち、
• 9課題が適用対象から除外され、
• 残る3課題も一部適用にとどまる
形での運用となった。
(※)マッチングファンド方式(3年目以降
の各年度の50%達成義務)は適用しな
いが、中間評価時(3年目)のマッチング
率実績は50%以上であった課題