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資料1-2-10診断基準等のアップデート案(第49回指定難病検討委員会資料) (71 ページ)

公開元URL https://www.mhlw.go.jp/stf/newpage_25626.html
出典情報 厚生科学審議会 疾病対策部会指定難病検討委員会(第49回 5/16)《厚生労働省》
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Definite: (1)A①およびA②+かつB①を満たし、Cを除外したもの
(2)A①およびA②、かつ A③またはA④かつ B①またはB②を満たし、D を満たすもの
Probable: A①およびA②+、かつA③またはA④+かつB②を満たし、Cを除外したもの
<参考所見>
1.臨床所見
①顔貌の特徴:突出した左右に狭い前額、高い弓状の眉、眼瞼下垂、広い鼻梁、大きな開口した三角の
口、舌の突出、軽度の内眼角贅皮、上向きの鼻孔、低位で厚い耳介など
②眼障害、腎障害、肝障害、口腔周囲の異常(口唇裂、分葉舌、舌・口唇結節、複数の小帯など)や指の奇
形などを合併することがある。
2.検査所見
①血液検査:貧血、腎機能障害、肝機能障害など
②尿検査:低浸透圧尿、高β2マイクログロブリン尿など
③眼底検査:脈絡膜・網膜欠損、網膜変性など
④網膜電位網膜電図(ERG)検査:反応消失または著減
⑤腹部画像検査:腹部 CT、MRI、超音波検査による脂肪肝、肝線維症、肝硬変などの肝障害や多発性腎
嚢胞などの腎障害
⑥腎生検:ネフロン癆、腎嚢胞などの腎障害
⑦脳 MRI:拡散テンソル画像での上小脳脚や皮質脊髄路における交叉の消失
3.遺伝学的検査
原因遺伝子として、これまで 35 遺伝子(AHI1、ARL13B、B9D1、B9D2、C2CD3、C5orf42、CC2D2A、

CEP41、CEP104、CEP120、CSPP1、IFT172、INPP5E、KIAA0556、KIAA0586、KIF7、MKS1、NPHP1、
NPHP4、NPHP5 (IQCB1)、OFD1 (CXORF5)、PDE6D、POC1B、RPGRIP1L、TCTN1、TCTN2、TCTN3、
TMEM67、TMEM107、TMEM138、TMEM216、TMEM231、TMEM237、TTC21B、ZNF423)の変異が報告され
ている。

<重症度分類>
①~③のいずれかに該当する者を対象とする。
①modified Rankin Scale(mRS)、食事・栄養、呼吸のそれぞれの評価スケールを用いて、いずれかが3以上
②腎障害:CKD 重症度分類ヒートマップが赤の部分の場合
③視覚障害:良好な方の眼の矯正視力が0.3未満の場合
①modified Rankin Scale(mRS)
日本版modified Rankin Scale (mRS) 判定基準書
modified Rankin Scale


参考にすべき点

まったく症候がない

自覚症状および他覚徴候がともにない状態で
ある

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