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資料1-2-10診断基準等のアップデート案(第49回指定難病検討委員会資料) (44 ページ)

公開元URL https://www.mhlw.go.jp/stf/newpage_25626.html
出典情報 厚生科学審議会 疾病対策部会指定難病検討委員会(第49回 5/16)《厚生労働省》
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<診断基準>
1. 以下のいずれかの病型として確定診断された場合と、古典型エーラス・ダンロス症候群については臨床診
断された場合を対象とする。(常染色体顕性遺伝(優性遺伝))の診断基準
1.古典型エーラス・ダンロス症候群の診断基準
A.症状の大基準 Definite、Probable を全て認める場合、古典型エーラス・ダンロス症候群対象と臨床診断す
る。
A.症状の大基準のうち2項目を有することより古典型エーラス・ダンロス症候群を疑い、Bに該当する場合
も、古典型エーラス・ダンロス症候群と診断が確定する。
A.症状
<大基準>
1.皮膚過伸展性(※別表1参照)、・萎縮性瘢痕(※別表1参照)、
2.関節過動性(※別表2参照)
<参考所見:小基準>スムーズでベルベット様の
1.易出血性
2.柔らかい皮膚、
3.皮膚脆弱性(裂傷しやすい)
4.軟属腫様偽腫瘍、
5.皮下球状物、関節過動性
6.ヘルニア
7.内眼角贅皮
8.関節過可動による合併症(捻挫、脱臼、・亜脱臼、疼痛、扁平足)、筋緊張低下・運動発達遅滞、内出血
しやすい、組織過伸展・脆弱性による合併症(裂孔ヘルニア、脱肛、頸椎不安定性)、
外科的合併症(術後ヘルニア)、
9.家族歴
B.遺伝学的検査

COL5A1、COL5A2、COL1A1、AEBP1 遺伝子等の病原性変異(古典型 EDS)
<診断のカテゴリー>
Definite: A 症状のうち2つ以上を認め※、Bに該当する場合
Probable: A 症状のうち、大基準の全て、及び小基準のうち 3 つ以上を認める場合
※大基準、小基準のいずれの項目でも可とする。
2.関節型類古典型エーラス・ダンロス症候群(常染色体潜性遺伝(劣性遺伝))の診断基準
A.症状を複数認めることにより関節型エーラス・ダンロス症候群を疑い、Bに該当する場合、関節型エーラ
ス・ダンロス症候群と確定診断される。

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