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資料1-2-10診断基準等のアップデート案(第49回指定難病検討委員会資料) (10 ページ)

公開元URL https://www.mhlw.go.jp/stf/newpage_25626.html
出典情報 厚生科学審議会 疾病対策部会指定難病検討委員会(第49回 5/16)《厚生労働省》
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<診断基準>
Definite(確定診断例及び臨床診断例)を対象とする。
臨床的診断基準を満たし(Definite)、原因遺伝子変異が同定されれば確定診断例とする。変異を認めない場合
もあり、臨床的診断基準(Definite)を満たせば臨床診断例とする。
レット症候群の診断基準
A.主要症状
乳幼児期~小児期早期に以下の症状が出現する。
1.目的のある手の運動機能を習得した後に、その機能を部分的、あるいは完全に喪失すること。
2.音声言語を習得後に、その機能を部分的、あるいは完全に喪失すること。
3.歩行異常:歩行障害、歩行失行。
4.手の常同運動:手をねじる・絞る、手を叩く・鳴らす、口に入れる、手を洗ったりこすったりするような自動運
動。
B.典型的レット症候群診断のための除外基準
1.明らかな原因のある脳障害(周産期・周生期・後天性の脳障害、神経代謝疾患、重度感染症など)による
脳損傷。
2.生後6か月までに出現した精神運動発達の明らかな異常。
C.非典型的レット症候群診断のための支持的症状
1.覚醒時の呼吸異常
2.覚醒時の歯ぎしり
3.睡眠リズム障害
4.筋緊張異常
5.末梢血管運動反射異常
6.側弯・前弯
7.成長障害
8.小さく冷たい手足
9.不適切な笑い・叫び
10.痛覚への反応の鈍麻
11.目によるコミュニケーション、じっと見つめるしぐさ
D.鑑別診断
以下の疾患を鑑別する。
アンジェルマン症候群、ピット・ホプキンス症候群、自閉症スペクトラム症(障害)などの発達障害
E.遺伝学的検査
1.MECP2 遺伝子変異
2.CDKL5 遺伝子検査

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