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資料3 2040年を見据えたがん医療提供体制の均てん化・集約化に関する参考資料 (49 ページ)

公開元URL https://www.mhlw.go.jp/stf/newpage_59971.html
出典情報 がん診療提供体制のあり方に関する検討会(第19回 7/25)《厚生労働省》
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2040年を見据えたがん医療の均てん化・集約化に係る基本的な考え方について
• 国は、がん対策基本法に基づき、拠点病院等を中心として、適切ながん医療を受けることができるよう、均てん化の促進に取組んでおり、都道府県は、
医療計画を作成し、地域の医療需要を踏まえて、医療機関及び関係機関の機能の役割分担及び連携により、がん医療提供体制を確保してきたところ。
• 2040年に向けて、がん医療の需要変化等が見込まれる中、引き続き適切ながん医療を受けることができるよう均てん化の促進に取組むとともに、持
続可能ながん医療提供体制となるよう再構築していく必要がある。医療技術の観点からは、広く普及された医療について均てん化に取り組むとともに、
高度な医療技術については、症例数を集積して質の高いがん医療提供体制を維持できるよう一定の集約化を検討していくといった医療機関及び関係
機関の機能の役割分担及び連携を一層推進する。また、医療需給の観点からは、医療需要が少ない地域や医療従事者等の不足している地域等におい
ては、効率性の観点から一定の集約化を検討していく。
• また、がん予防や支持療法・緩和ケア等については、出来る限り多くの診療所・病院で提供されるよう取り組んでいく。

想定される提供主体

均てん化・集約化の考え方
特に集約化の検討が必要な医療についての考え方

都道府県又は更に広域
(※1)での集約化
の検討が必要な医療

• 国立がん研究センター、
国立成育医療研究センター、
都道府県がん診療連携拠点病院、
大学病院本院、小児がん拠点病院
• 地域の実情によっては
地域がん診療連携拠点病院等

がん医療圏又は複数のがん • がん診療連携拠点病院等
均てん化すべき医療
医療圏単位での集約化
• 地域の実情によってはそれ以外の
の検討が必要な医療

更なる均てん化が
望ましい医療

医療機関

• 患者にとって身近な診療所・病院
(かかりつけ医を含む)

(医療技術の観点)
• がん医療に係る一連のプロセスである「診断、治療方針の決定」に高度な判断を要す
る場合や、「治療、支持療法・緩和ケア」において、新規性があり、一般的・標準的とは
言えない治療法や、高度な医療技術が必要であり、拠点化して症例数の集積が必要
な医療。
• 診断や治療に高額な医療機器や専用設備等の導入及び維持が必要であるため、効
率性の観点から症例数の集積及び医療資源の集約化が望ましい医療。
(医療需給の観点)
• 症例数が少ない場合や専門医等の医療従事者が不足している診療領域等、効率性の
観点から集約化が望ましい医療。
※緊急性の高い医療で搬送時間が重視される医療等、患者の医療機関へのアクセスを
確保する観点も留意する必要がある。

更なる均てん化が望ましい医療についての考え方
• がん予防や支持療法・緩和ケア等、出来る限り多くの診療所・病院で提供されることが
望ましい医療。

(※1)国単位で確保することが望ましい医療として、小児がん・希少がんの中でも特に高度な専門性を有する診療等が考えられる。

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