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【資料3-3】令和7年度 厚生労働科学研究費補助金公募要項(三次)(案) (61 ページ)

公開元URL https://www.mhlw.go.jp/stf/newpage_59644.html
出典情報 厚生科学審議会 科学技術部会(第145回 7/16)《厚生労働省》
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FF-1

公募研究課題

(1)研究課題名
臓器提供実施施設・移植実施施設の施設基準適正化のための研究(25FF0301)

(2)目標
臓器移植法が施行されて 27 年、改正臓器移植法が施行されて 14 年が経過したが、脳死下臓
器提供者数は徐々に増加しているものの、臓器組織提供・移植の意思を十分に汲み取れていると
は言えない状況である。脳死下臓器提供が実施可能な施設として「「臓器の移植に関する法律」の
運用に関する指針(ガイドライン)」(平成9年 10 月8日制定)では、5類型施設(大学附属病院、日
本救急医学会の指導医指定施設、日本脳神経外科学会の基幹施設または連携施設、救命救急
センターとして認定された施設、日本小児総合医療施設協議会の会員施設)が指定されているが、
厚生労働省医療機関等情報収集システム(G-MIS)による調査等より、法的脳死判定を実施する体
制が整っている施設は5割を下回り、過去3年間で実際に脳死下臓器提供を実施した施設は2割に
満たないことが明らかになった。また、日本移植学会等の関連学会により移植実施施設認定がなさ
れた施設について、施設ごとに臓器移植実施数に大きな差があり、臓器移植を実施していない施設
もあることが明らかになった。
本研究では、臓器提供実施施設・移植実施施設それぞれへのアンケート調査や G-MIS 調査、日
本臓器移植ネットワークが収集した情報等のデータを解析することにより、実施施設基準の適正化
に関する提言を行うための基礎資料を作成し、移植医療の政策的戦略の策定に資する提言を行
う。

(3)求められる成果
〇臓器提供実施施設・移植実施施設へのアンケート調査、厚生労働省医療機関等情報支援シ
ステム(G-MIS)調査、日本臓器移植ネットワークが収集した情報等から、臓器提供・移
植に関する施設の実態を把握する。
〇臓器提供実施施設・移植実施施設について、ハード・ソフトの両面から統計学的解析等を
実施し、脳死判定が実施可能とされる要件(設備・人員・院内マニュアルなど)、臓器移
植が実施可能とされる要件(移植医療に必要な診療科・手術室・麻酔科等の体制、倫理・
院内連携に関する施設基準など)等を検討・策定する。

(4)研究費の規模等
研究費の規模: 1課題当たり年間 3,500 千円程度(間接経費を含む)
研究実施予定期間: 令和7年度~令和9年度
新規採択課題予定数: 1課題程度

(5)採択条件(【

】内は条件を満たしていることを示す書類等)

〇臓器の提供・移植に関わる様々な分野(脳神経外科医、救急専門医、小児科医、小児救急
医、集中治療科医、移植医、内科医、看護師・移植コーディネ-ター等)の専門家を含
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