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提案書08(1402頁~1600頁)医療技術評価・再評価提案書 (112 ページ)

公開元URL https://www.mhlw.go.jp/stf/shingi2/0000190899_00011.html
出典情報 中央社会保険医療協議会 診療報酬調査専門組織・医療技術評価分科会(令和5年度第1回 11/20)《厚生労働省》
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「疾患に応じた眼底三次元画像解析の算定頻度の変更」について
【技術の概要】光干渉断層計という検査機器を使用して、網膜の断層画像を撮影する検査である。
従来の診察や眼底検査だけではできなかった網膜の断面を観察ができるようになり、網膜疾患、黄
斑部病変、緑内障等の診断が今までより正確に下せるようになった。
【対象疾患】加齢黄斑変性、網膜静脈閉塞症に伴う黄斑浮腫、糖尿病黄斑浮腫、病的近視における
脈絡膜新生血管、血管新生緑内障、未熟児網膜症、等の眼底疾患

【再評価が必要な理由】眼底三次元画像解析が保険適用になり12年が経過し、この間に適応疾患
によって必要な当該検査の間隔が明確になってきた。具体的には、1月に頻回の検査が必要な疾患
から、3ヶ月おきで十分とする疾患まで存在するが、現在は全適応疾患に毎月の検査が認められて
いる。疾患によって算定可能頻度を区分けすることを認めていただきたい。
【再評価すべき具体的な内容】急性期の眼底疾患では1ヶ月おきより頻回に検査をする必要がある。
例えば、加齢黄斑変性、網膜静脈閉塞症等に対し抗VEGF薬硝子体内注射を行う場合は注射の前
後、網膜硝子体手術では手術前後に検査をして効果を判定する必要がある。それに対して、正常眼
圧緑内障を含む原発開放隅角緑内障では眼底の急激な変化はないため、定期検査は3ヶ月おきで
十分である。検査回数が3分の1以下に抑えられる原発開放隅角緑内障の発症率は、加齢黄斑変性
等の眼底疾患の発症率の5~10倍であるので、全体の検査回数は10%以上削減できると推測され
る。
【診療報酬上の取扱】 D256-2 眼底三次元画像解析 200点
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