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04資料2-1_森野委員提出資料(おたふくかぜワクチンファクトシート第2版) (26 ページ)
出典
| 公開元URL | https://www.mhlw.go.jp/stf/newpage_73851.html |
| 出典情報 | 厚生科学審議会 予防接種・ワクチン分科会 予防接種基本方針部会 ワクチン評価に関する小委員会(第34回 6/19)《厚生労働省》 |
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もウイルスを監視し続ける継続性が質の高いサーベイランスを維持するために重要である。今後、海外の流
行状況の情報を注視しつつ、国内のウイルスの動向を調査するための体制(全ゲノム解読によるゲノムサー
ベイランスネットワークなど)を構築して、実施することが必要である。
(4) 安全性の観点(副反応の頻度、重篤な副反応等)
おたふくかぜワクチンの軽度な副反応として、接種後 24 時間以内の接種 部位の痛みがある。これらの
ほとんどは一過性で何も処置をしなくても消失する。また、接種後 10 日後~14 日後に微熱あるいは軽度
の耳下腺腫脹を呈する場合があるが(3%)
、特に治療を必要とすることはない 112-114。この他に、頻度は
高くないが、発疹、痒みあるいは紫斑が現れることもある(1%以下)
。感音性難聴、精巣炎、急性筋炎が
起こることもあるが、きわめてまれである 112,114,115。
一方、入院加療が必要なおたふくかぜワクチンの副反応として、無菌性髄膜炎が起こり得る。ワクチン
接種後 2 週間~3 週間目に髄液中の細胞数の増多が認められ、それに伴い発熱、頭痛、嘔吐などの髄膜刺
激症状が出現する。無菌性髄膜炎の重症度は自然感染例とワクチン接種例で変わらない。無菌性髄膜炎の
治療方法は自然感染時と同様に、一般に予後良好とされる 116。
世界の代表的なおたふくかぜワクチン株は、Jeryl-Lynn 株、Leningrad-Zagreb(L-Zagreb)株、Urabe
Am 9 株、Rubini 株であり、本邦では Hoshino 株と Torii 株が市販されている 117。Jeryl-Lynn 株 M-M-R
II®ワクチンは、1978 年に米国で初めて承認されて以来、欧米主要各国を含む世界 75 か国で承認されてお
り、無菌性髄膜炎の発生が極めて少ない株として定評がある 117,118。また、Jeryl-Lynn 株由来の RIT-4385
株使用の Priorix®(Merck & Co, Inc)は、Jeryl-Lynn 株を使用した M-M-R ll®と同等の有効性安全性を持
つことが示された 91,119-125。2026 年に第一三共より製造販売承認された MMR ワクチンも RIT4385 株が使
用されている。そのため本稿では、現在日本で流通している、おたふくかぜ生ワクチン®「第一三共」
(Hoshino 株)と乾燥弱毒生おたふくかぜワクチン®「タケダ」
(Torii 株)
、および海外で製造販売されて
いる Jeryl-Lynn 株を使用した M-M-R II ®, MMR-vax®, Pro Quad®,および、RIT-4385 株を使用した
Priorix®, Priorix-Tetr®ワクチン接種後の副反応、特に無菌性髄膜炎を中心に記述する。
① 諸外国のワクチンの副反応
MMR ワクチン接種後の無菌性髄膜炎の発生は 1/1,000 万から 1/180 万と地域性があり、当該地域で使
用されているワクチン株により発生頻度が異なると考えられている。Leningrad-3 株、L-Zagreb 株および
Urabe Am 9 株に比して、Jeryl-Lynn 株および Jeryl-Lynn 株由来の RIT-4385 株は無菌性髄膜炎の頻度が
低い 75,126-133。Urabe Am 9 株および L-Zagreb 株を用いた MMR ワクチン接種が無菌性髄膜炎を増加させ
るという報告はあるが 128,130,134-140、Jeryl-Lynn 株と無菌性髄膜炎の発生の間に、相関関係はないと報告さ
れている 130,131,141(表8)
。
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行状況の情報を注視しつつ、国内のウイルスの動向を調査するための体制(全ゲノム解読によるゲノムサー
ベイランスネットワークなど)を構築して、実施することが必要である。
(4) 安全性の観点(副反応の頻度、重篤な副反応等)
おたふくかぜワクチンの軽度な副反応として、接種後 24 時間以内の接種 部位の痛みがある。これらの
ほとんどは一過性で何も処置をしなくても消失する。また、接種後 10 日後~14 日後に微熱あるいは軽度
の耳下腺腫脹を呈する場合があるが(3%)
、特に治療を必要とすることはない 112-114。この他に、頻度は
高くないが、発疹、痒みあるいは紫斑が現れることもある(1%以下)
。感音性難聴、精巣炎、急性筋炎が
起こることもあるが、きわめてまれである 112,114,115。
一方、入院加療が必要なおたふくかぜワクチンの副反応として、無菌性髄膜炎が起こり得る。ワクチン
接種後 2 週間~3 週間目に髄液中の細胞数の増多が認められ、それに伴い発熱、頭痛、嘔吐などの髄膜刺
激症状が出現する。無菌性髄膜炎の重症度は自然感染例とワクチン接種例で変わらない。無菌性髄膜炎の
治療方法は自然感染時と同様に、一般に予後良好とされる 116。
世界の代表的なおたふくかぜワクチン株は、Jeryl-Lynn 株、Leningrad-Zagreb(L-Zagreb)株、Urabe
Am 9 株、Rubini 株であり、本邦では Hoshino 株と Torii 株が市販されている 117。Jeryl-Lynn 株 M-M-R
II®ワクチンは、1978 年に米国で初めて承認されて以来、欧米主要各国を含む世界 75 か国で承認されてお
り、無菌性髄膜炎の発生が極めて少ない株として定評がある 117,118。また、Jeryl-Lynn 株由来の RIT-4385
株使用の Priorix®(Merck & Co, Inc)は、Jeryl-Lynn 株を使用した M-M-R ll®と同等の有効性安全性を持
つことが示された 91,119-125。2026 年に第一三共より製造販売承認された MMR ワクチンも RIT4385 株が使
用されている。そのため本稿では、現在日本で流通している、おたふくかぜ生ワクチン®「第一三共」
(Hoshino 株)と乾燥弱毒生おたふくかぜワクチン®「タケダ」
(Torii 株)
、および海外で製造販売されて
いる Jeryl-Lynn 株を使用した M-M-R II ®, MMR-vax®, Pro Quad®,および、RIT-4385 株を使用した
Priorix®, Priorix-Tetr®ワクチン接種後の副反応、特に無菌性髄膜炎を中心に記述する。
① 諸外国のワクチンの副反応
MMR ワクチン接種後の無菌性髄膜炎の発生は 1/1,000 万から 1/180 万と地域性があり、当該地域で使
用されているワクチン株により発生頻度が異なると考えられている。Leningrad-3 株、L-Zagreb 株および
Urabe Am 9 株に比して、Jeryl-Lynn 株および Jeryl-Lynn 株由来の RIT-4385 株は無菌性髄膜炎の頻度が
低い 75,126-133。Urabe Am 9 株および L-Zagreb 株を用いた MMR ワクチン接種が無菌性髄膜炎を増加させ
るという報告はあるが 128,130,134-140、Jeryl-Lynn 株と無菌性髄膜炎の発生の間に、相関関係はないと報告さ
れている 130,131,141(表8)
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