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04資料2-1_森野委員提出資料(おたふくかぜワクチンファクトシート第2版) (13 ページ)

公開元URL https://www.mhlw.go.jp/stf/newpage_73851.html
出典情報 厚生科学審議会 予防接種・ワクチン分科会 予防接種基本方針部会 ワクチン評価に関する小委員会(第34回 6/19)《厚生労働省》
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3,000 か所(2025 年第 15 週以降現在は約 2,000 か所)の小児科定点医療機関から週単位で患者数が報告
されている。おたふくかぜの発生は、1982 年、1985 年、1989 年と 3 年~4 年周期で全国規模の流行が確
認されていた。おたふくかぜワクチンの国内への導入は、1981 年に任意接種として開始されたが、接種
率は低かった。その後、1989 年 4 月に麻しんワクチンの定期接種時に麻しん風しんおたふくかぜ混合ワ
クチン(MMR ワクチン)を選択することが可能となったことから患者数は一時的に減少し、1989 年か
ら 1993 年の間は、流行が認められなかった。しかし、1993 年 4 月に MMR ワクチンの定期接種が中止
され、おたふくかぜワクチンは再び任意接種となり、その結果接種率が低下し、4 年~5 年ごとの全国流
行を繰り返した(図2)16。直近では、2015 年~2017 年に流行が確認されたが、2018 年以降は報告数が減
少傾向となり、その後流行はみられなかった(図2)50。2004 年以降の年齢群別の報告数は、幼児・児童
において高く、3 歳~7 歳で全体の 70%を占めた。一方で、年当たり定点あたり報告数が減少傾向である
のに対し、10 歳代の報告数の減少が他の年齢群に比べ少なく、相対的に 10 歳代の割合が増加した。 (図
3)50。
2008 年度厚生労働省研究班報告書(研究代表者・永井正規)によると、感染症発生動向調査を基にし
た、小児科定点疾患であるおたふくかぜの年間推定患者数は、2002 年~2007 年における全国年間罹患数
の推定値で、2005 年が最も推定患者数が多く 135.6 万人[95%信頼区間(CI): 127.2, 144.0]
、最も推定
患者数が少なかった 2007 年で 43.1 万人[95%CI: 35.5, 50.8]であった 51。同グループによる 2016 年~
2020 年の全国年間罹患数の推定値は、最も多かった 2016 年で 87.2 万人 [95%CI: 79.4, 95.0]であり、最
も少なかった 2020 年で 4.0 万人 [95%CI: 3.6~4.4]であった 52。
一方、国内における患者報告数は、2015 年~2016 年の期間に石川県において地域流行が認められ 16、
2015 年第 14 週~2016 年第 13 週(疫学週)の 1 年間に石川県金沢市内の定点報告機関から 850 例(検査
診断例は 137 例(16%)
)のおたふくかぜ症例が報告された。患者報告数を基にしたこの期間の推定症例
数は、臨床診断例で 4,760 例[95%CI: 4,187, 5,333]
、検査診断例は 3,881 例[95%CI: 3,404, 4,357]と
推定された。15 歳未満の小児の検査診断例を基にした発生数の推定では、人口 10 万対 6,325[95%CI:
5,548, 7,101]
、5 歳~9 歳群が最も高く人口 10 万対 10,526[95%CI: 8,923, 12,129]と推定された 53。
感染症発生動向調査による流行性耳下腺炎の患者数は小児科定点により報告されており、成人症例の発
生状況を把握することができない。Ohfuji らは、民間企業が収集・作成している複数の健康保険組合のレ
セプトデータを基にした JMDC Claims Database(JMDC データベース;論文発表時点で人口の4%をカ
バー)を使用し、2005 年~2017 年の0歳~64 歳のデータを用いておたふくかぜの年間発生率を推定した
(表3)
。その結果、発症率は全体で、人口 10 万対 184 人~796 人、年齢層別では 0 歳~5 歳(人口 10
万対 808 人~3,792 人)で最も高く、次いで 6 歳~15 歳(人口 10 万対 658 人~2,141 人)と続き、女性
の発生率が男性より高かった 54。
感染症流行予測調査事業の 2024 年度調査における接種歴不明者を含むおたふくかぜ含有ワクチンの接
種率(以下、
( )内に不明者の割合を示す)は、全体で 18.6%(接種歴不明 69.4%)
、1歳~15 歳未満の
各年齢の小児では 19.4%~55.6%(接種歴不明 40.4%~71.4%)
、15 歳~20 歳未満では 15.4%~34.6%
(接種歴不明 34.6%~76.3%)、成人では 20 歳~24 歳群から 40 歳~44 歳群では 12.8%~23.2%(接種歴
不明 56.2%~79.7%)
、45 歳~49 歳群以上では 0%~7.1%(接種歴不明 78.6%~92.6%)であった(図4
左)55。
国内血清銀行血清を用いた、2010 年~2011 年のおたふくかぜ流行前後の日本国内の抗体保有状況の調
査では、10 歳~14 歳の年齢層で最も高い陽性率が見られ、2007 年~2008 年では 66%、2012 年~2013

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