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04資料2-1_森野委員提出資料(おたふくかぜワクチンファクトシート第2版) (16 ページ)

公開元URL https://www.mhlw.go.jp/stf/newpage_73851.html
出典情報 厚生科学審議会 予防接種・ワクチン分科会 予防接種基本方針部会 ワクチン評価に関する小委員会(第34回 6/19)《厚生労働省》
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COVID-19 流行期間のおたふくかぜ発生率はすべての年齢層でパンデミック前に比べて低下し、更に年齢
分布に変化が見られた。2018 年には 18 歳~24 歳と 25 歳~39 歳が症例の 24.8%、30.5%を占めていた
が、2023 年には 6.5%、10.5%に減少していた。また、1 歳~4歳および 5 歳~10 歳の割合は、2018 年
~2020 年の約 10%から 2021 年~2023 年の 50%へ相対的に増加していた。COVID-19 パンデミック以
前の若年成人におけるおたふくかぜの流行は、主に大学での集団発生に関連していた。公的な予防接種プ
ログラムで推奨されるワクチンの予防接種の接種率が低下する中、マスクの着用、手指衛生、リモート授
業の増加などの COVID-19 に対する感染症対策により、大学のような集団生活環境でのおたふくかぜの
感染リスクや症例数が減少した可能性が示唆された 57。2018 年~2023 年の報告症例のうち、米国内で感
染した症例が全体の 43.4%~63.2%、輸入症例が 1.3%~4.8%、感染地域不明の症例が 33.4%~52.9%で
輸入症例の割合は低く国内感染による疾患であることが示唆されている 57。
カナダでは、Canadian Notifiable Disease Surveillance System(CNDSS)を通じて症例定義を満たすおた
ふくかぜ症例が各州および準州から報告されている。2001 年~2020 年までに 7,395 例のおたふくかぜ症
例が CNDSS へ報告され、例年、年間報告数は 200 例未満であったが、2007 年、2010 年、2017 年に大
規模な流行が発生しこの期間の年間報告数は 768 例~2,266 例に増加した。また、15 歳~29 歳の年齢層
での発生率が他の年齢層と比べて高かった 58。
中国本土では、おたふくかぜや季節性インフルエンザ等の呼吸器感染症が法定報告の対象となってお
り、臨床的に診断された症例および検査で確認された症例が National Notifiable Disease Reporting System
(NNDRS)を通して報告されている。2017 年~2021 年に NNDRS を通して中国全土で報告されたおた
ふくかぜ症例は、年間平均人口 10 万対 15.16 人報告され、5 歳~14 歳の年齢層で多く報告された 59
(表4において国内外の報告数を一覧で示す)

表4. 報告数(国内外)
著者

永井正樹ら

発表年



2009 日本

研究デザ
イン

調査対象期間

記述疫学 2002~2007

調査対象

美由紀ら

2022 日本

記述疫学 2016~2020

2021 日本

後ろ向き
観察研究

2005~2017

報告数の最も
多かった年齢


43.1[35.5-50.8]~
135.6[127.2-144.0]万人/ 5~9歳

3,000)

年*

国内小児科定点(約

2024 米国

記述疫学 2018~2023

/発生率/推定値*)

19.5[17.0-22.1]~59.9[56.2-63.2]

71.9[67.5-76.3]万人/年*

万人/年*

女性:19.7[16.5-23.0]~
男性:2.3[2.1-2.5]~

4.0[3.6-4.4]~87.2[79.495.0]万人/年*

5~9歳

2.1[1.9-2.3]~47.6[43.1-52.1]万人/ 45.9[41.8-50.0]万人/年*
年*

女性:1.7[1.5-2.0]~
41.3[37.6-45.1]万人/年*
男性:311[307-314]例/10

JMDCデータベース

184[179-189]~

0~64歳

796[763-830]例/10万人 0-5歳

277,585~3827,283人/年

あたり(各年)

NNDSS

者数(報告数/発生率/推計値*)

63.7[59.6-67.8]万人/年*

8,006例

808[772-846]例~3,792[3,571-

万人あたり

4,023]例/10万人あたり(各年)

女性:344[340-347]例/10
万人あたり

18~24歳
J Tappe et. al

報告数の最も多かった年齢層の患 性別ごとの患者数(報告数

男性:23.4[19.0-27.8]~

国内小児科定点(約

3,000)

S Ofuji et. al

告数/発生率/推定値*

発生動向調査

発生動向調査
川戸

おたふくかぜ患者数(報

(2018~2020
1~4歳
(2021~2023

0.65-4.54例/10万人あたり
0.31-0.67例/10万人あたり

男性:4898例(61.2%)
女性:3065例(38.3%)

2.51[2.36-2.67]例/10万人あたり

J Hiebert et. al

2023 カナダ 記述疫学 2002~2020

CNDSS

7,395例

15~29歳

(15~19歳)

男性:1.24[1.12-1.28]例

3.49[3.29-3.64]例/10万人あたり

/10万人あたり

(20~24歳)

女性:1.02[0.99-1.06]例

2.27[2.13-2.41]例/10万人あたり

/10万人あたり

(25~29歳)
Le-le Deng et. al

2023 中国

記述疫学 2017~2021

NNDRS

15.16例/10万人あたり

*は推定値であることを示している
[ ]は95%信頼区間を示している

16

5~14歳



男性の発生率が女性より高