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参考資料2 (7 ページ)
出典
公開元URL | https://www.mof.go.jp/about_mof/councils/fiscal_system_council/sub-of_fiscal_system/report/zaiseia20250527/index.html |
出典情報 | 財政制度等審議会 財政制度等分科会(答申・報告書等) 激動の世界を見据えたあるべき財政運営(5/27)《財務省》 |
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資料Ⅲ-1-7
教育の質の実態
○
定員充足率だけで教育の質を判断できるわけではないものの、定員割れ私立大学の中には、義務・中等教育で学ぶような内容
の授業が行われている大学も見受けられ、社会で活躍できる優れた人材を育成できるよう、教育の質の確保・向上が必要。
○ 大学の教育研究活動等の状況を評価するために認証評価制度が存在しているが、教育の質について事実上評価できていない
のが実態であり、実質的に教育の質や学生への付加価値を評価できる制度に改める必要。
○ その上で、私学助成について、まず、学生数の実態に応じて助成額が増減するよう改めるとともに、①高等教育にふさわしい教
育を行っているか(教育の質の基準)、②学生の学問的成長に寄与しているか(学生への付加価値基準)、③社会で求めら
れる人材を育成しているか(教育分野・地域性基準)等の観点から、認証評価制度等を活用したメリハリを強化していくべき。
◆定員割れ私立大学における授業の例(各大学がHPで公表しているシラバス ◆社会で必要とされる分野と大学で学んだ分野のギャップ
機械系・情報系の
より抜粋・編集)
人材は不足傾向
数
学
・四則演算から始める。社会に出ればパーセンテージ等の計算は日常茶飯事。
少し背伸びして微分などの理解も。
・数の取り扱いの基本を身につける。(四則演算、約数、倍数等)
・方程式や不等式の取扱いの基本を身につける。
英
語
・文型の基本とbe動詞の基本的な機能を整理し、身近な事柄を英語で表現し
てみる。
・現在形の基本を整理し、身近な事柄を英語で表現してみる。
・現在形と過去形の違いを学び、身近な事柄を英語で表現してみる。
日
本
語
・原稿用紙の使い方を学ぶ。特に句読点、数字、記号の書き方を練習する。
・句読点について学ぶ。特に、句点の位置によって文の意味が変わるなど、
日本語の基本的な表記のしかたを練習する。
・「だ・である体」と「です・ます体」が使い分けられるように練習する。
◆中央教育審議会における認証評価制度の見直しの方向性
社会科学系・人文
科学系の人材は供
給過多の傾向
◆情報系業種におけるミスマッチ
文系出身者も多く、必要とされる能力とのギャップが生じている可能性。
出身学問分野
業務に重要な学問分野
情報系
22%
情報系
60%
社会・法・経済系
18%
電気・電子等系
11%
哲学・史学・文学系
11%
経営システム系
10%
(出所)経済産業省「平成29年度産業技術調査事業(産業振興に寄与する理工系人材
の需給実態等調査)報告書」、内閣府「人材育成に係る産業界ニーズの分析結果について」
認証評価制度については、評価疲れという声もある中で、「評価のための評価」 から脱却し、評価のあり方や内容、活用方法等を
含め、質確保と負担軽減のバランスを踏まえた制度の抜本的見直しが必要である。その際、新たな評価制度は、単に評価基準に対す
る適合・不適合を判定するのではなく、在学中にどれくらい力を伸ばすことができたのかといった大学等の教育の質を数段階で示す
など、多様で高度な研究活動にも裏打ちされた高等教育による付加価値を明確化する仕組みとすべきである。
(出所)中央教育審議会「我が国の「知の総和」向上の未来像~高等教育システムの再構築~(答申)」(令和7年 2月21日答申)
教育の質の実態
○
定員充足率だけで教育の質を判断できるわけではないものの、定員割れ私立大学の中には、義務・中等教育で学ぶような内容
の授業が行われている大学も見受けられ、社会で活躍できる優れた人材を育成できるよう、教育の質の確保・向上が必要。
○ 大学の教育研究活動等の状況を評価するために認証評価制度が存在しているが、教育の質について事実上評価できていない
のが実態であり、実質的に教育の質や学生への付加価値を評価できる制度に改める必要。
○ その上で、私学助成について、まず、学生数の実態に応じて助成額が増減するよう改めるとともに、①高等教育にふさわしい教
育を行っているか(教育の質の基準)、②学生の学問的成長に寄与しているか(学生への付加価値基準)、③社会で求めら
れる人材を育成しているか(教育分野・地域性基準)等の観点から、認証評価制度等を活用したメリハリを強化していくべき。
◆定員割れ私立大学における授業の例(各大学がHPで公表しているシラバス ◆社会で必要とされる分野と大学で学んだ分野のギャップ
機械系・情報系の
より抜粋・編集)
人材は不足傾向
数
学
・四則演算から始める。社会に出ればパーセンテージ等の計算は日常茶飯事。
少し背伸びして微分などの理解も。
・数の取り扱いの基本を身につける。(四則演算、約数、倍数等)
・方程式や不等式の取扱いの基本を身につける。
英
語
・文型の基本とbe動詞の基本的な機能を整理し、身近な事柄を英語で表現し
てみる。
・現在形の基本を整理し、身近な事柄を英語で表現してみる。
・現在形と過去形の違いを学び、身近な事柄を英語で表現してみる。
日
本
語
・原稿用紙の使い方を学ぶ。特に句読点、数字、記号の書き方を練習する。
・句読点について学ぶ。特に、句点の位置によって文の意味が変わるなど、
日本語の基本的な表記のしかたを練習する。
・「だ・である体」と「です・ます体」が使い分けられるように練習する。
◆中央教育審議会における認証評価制度の見直しの方向性
社会科学系・人文
科学系の人材は供
給過多の傾向
◆情報系業種におけるミスマッチ
文系出身者も多く、必要とされる能力とのギャップが生じている可能性。
出身学問分野
業務に重要な学問分野
情報系
22%
情報系
60%
社会・法・経済系
18%
電気・電子等系
11%
哲学・史学・文学系
11%
経営システム系
10%
(出所)経済産業省「平成29年度産業技術調査事業(産業振興に寄与する理工系人材
の需給実態等調査)報告書」、内閣府「人材育成に係る産業界ニーズの分析結果について」
認証評価制度については、評価疲れという声もある中で、「評価のための評価」 から脱却し、評価のあり方や内容、活用方法等を
含め、質確保と負担軽減のバランスを踏まえた制度の抜本的見直しが必要である。その際、新たな評価制度は、単に評価基準に対す
る適合・不適合を判定するのではなく、在学中にどれくらい力を伸ばすことができたのかといった大学等の教育の質を数段階で示す
など、多様で高度な研究活動にも裏打ちされた高等教育による付加価値を明確化する仕組みとすべきである。
(出所)中央教育審議会「我が国の「知の総和」向上の未来像~高等教育システムの再構築~(答申)」(令和7年 2月21日答申)