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参考資料2 (31 ページ)

公開元URL https://www.mof.go.jp/about_mof/councils/fiscal_system_council/sub-of_fiscal_system/report/zaiseia20250527/index.html
出典情報 財政制度等審議会 財政制度等分科会(答申・報告書等) 激動の世界を見据えたあるべき財政運営(5/27)《財務省》
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資料Ⅳ-4-4

輸入米の機動的な活用

○ ガット・ウルグアイ・ラウンド交渉以降、ミニマム・アクセス(MA)米として77万トン程度を国家貿易で輸入。うち最大10万トンに限
り民間事業者の実需に応じて主に主食用として輸入(SBS枠)されるが、残りは国内需給に影響を与えない趣旨から、加工用・
飼料用等として販売(差損の発生等により例年多額の財政負担、令和5年度で684億円)。

○ 今回、高米価や各事業者が米を確保する動きを背景に、輸入米の需要がかつてなく拡大。SBS枠が全て使い切られたほか、MA
の枠外で、高い水準の関税を支払って輸入する事例も出現。しかしながら、このような状況の下でも、SBS枠以外のMA米は加工
用・飼料用等としての販売が継続。
○ MA米について、例えば、例年9月以降に実施しているSBSの入札を前倒しで行うことやSBS枠の拡充を行うことなど、民間の実
需に応じて主食用米として活用できる柔軟性を高めれば、国内需給の調整弁として、全体の米供給の安定化に資するのではな
いか。
SBS枠(主に主食用向け)の輸入数量の推移

米の輸入制度と財政負担
(万実トン)
12

価格

マークアップ(売買差益)
(292円/kgを上限)
輸入価格
(枠内税率0円/kg)

8
6

飼料用等として売却
(最低67万玄米トン/年)

枠内輸入(MA米)
77万玄米トン/年 ※国家貿易

TPP11 枠外輸入
豪州枠
※国家貿易

<輸入米にかかる財政負担>
H26

10
10
(上限)

枠外税率
(341円/kg)

売渡価格

民間の需要が強いほど、輸入数量は多くなる。

H27

H28

輸入数量

2
0

(単位:億円)

H29

H30

R元

R2

R3

4

R4

R5

収支 ▲412 ▲505 ▲351 ▲163 ▲311 ▲368 ▲367 ▲477 ▲674 ▲684

H23 H24 H25 H26 H27 H28 H29 H30

R元

R2

(出所)農林水産省作成資料から財務省作成。
(注)R6年度は、令和7年1月末時点の見込を記載している。

<MA米の飼料用途での売却状況>
昨年8月以降の
飼料用途での販売量(累計)

35万トン

R3

R4

R5

R6(年度)