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令和6年度予算の編成等に関する建議 参考資料(3) (34 ページ)

公開元URL https://www.mof.go.jp/about_mof/councils/fiscal_system_council/sub-of_fiscal_system/report/zaiseia20231120/zaiseia20231120.html
出典情報 令和6年度予算の編成等に関する建議(11/20)《財務省》
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我が国を取り巻く国際情勢と課題

資料Ⅱ-4-3

○ ロシアのウクライナ侵略等に現れているように国際社会は歴史の転換点にあり、協調の世界を目指した流れとは異
なる、分断や対立といった動きも生じている状況。
○ 自由で開かれた秩序の下、平和で安定した国際社会を構築することは国益に直結。その際、近年存在感を増してい
るグローバルサウス諸国との関係強化も重要であり、あらゆる外交手段を効果的に使っていくことが求められる。
ウクライナ

 ロシアのウクライナ侵略は長期化。G7では、侵略を国際社会の基
本的な原則に違反する脅威と捉え、国際秩序の堅持に向けた結
束強化を表明。

⇒ ウクライナの反転攻勢が難航する中で、G7を中心に支援を継
続することにコミット。
⇒ 日本の支援は人道・財政支援等に限定。喫緊の人道・復旧
ニーズ、政府を持続可能とするために必要な財政支援、中長期
的目線で必要となる復興支援について、引き続き対応する必要。

東シナ海

 FOIPのビジョンの下、法の支配に基づく自由で開かれた国際秩序
の実現、地域の平和と安定の確保は、我が国の安全保障にとっ
て死活的に重要。
 他方で現在の中国の対外的な姿勢や軍事動向等は、我が国と
国際社会の深刻な懸念事項(東シナ海、南シナ海等における、
力による一方的な現状変更の試みを強化等)

グローバルサウス

 ウクライナ侵略を契機に世界の分断が顕在化し、多様な
価値観や様々な特色を持った国の力が相対的に増大。
 いわゆる「グローバル・サウス(新興国・途上国)」との連
携がますます重要。

中東

 パレスチナ武装勢力がイスラエルを攻撃。イスラエル側は「戦争状
態」を宣言。
 各国はイスラエルに対する攻撃を非難し、国連安保理では理事国
がハマスを名指しで非難。
 ガザ地区等の危険レベルを引き上げ、邦人保護も求められる状況。

⇒ グローバルサウスは、自然災害や紛争・難民問題等、
個々の緊急課題に直面する国々が多いことから、社会
環境の安定化支援も重要。
⇒ 同時に、日本の経済成長や経済安全保障等の観点か
らの関与も進める必要。