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令和6年度予算の編成等に関する建議 参考資料(3) (102 ページ)

公開元URL https://www.mof.go.jp/about_mof/councils/fiscal_system_council/sub-of_fiscal_system/report/zaiseia20231120/zaiseia20231120.html
出典情報 令和6年度予算の編成等に関する建議(11/20)《財務省》
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資料Ⅱ-7-12

スマート技術の効率的な活用

○ 人口減少下において食料基盤の構造転換を図る観点から、農業人材の確保に加えて、技術の積極的な活用が重要。
デジタル社会の進展により、スマート技術の推進が期待されているが、すでに生産現場への導入に向けた取組(実証実
験)は十分。今後はいかにスマート技術を現場に実装できるかが課題。
⇒ スマート技術は導入コストが大きく、高いスキルが求められることを踏まえれば、導入しても経済的に成り立たちにくい小
規模経営体ではなく、スマート技術を効率的に活用して生産性を高めることができる観点からも、大規模な法人経営
体を増やしていくことが重要ではないか。
1.スマート農業の概要

2.スマート農業実証プロジェクト

「農業」× 「先端技術」=「スマート農業」
・スマート農業とは、ロボット・AI・IoTなど先端技術を活用する
農業を指す

令和元年度から令和5年度までに計217地区で、スマート技術を生産現場に導入して、
作業時間の短縮効果や収量の変化、経営への影響等を、把握・分析。

自動走行トラクタ

農業用ドローン

経営・生産管理
システム

・使用者は、ほ場内や
ほ場周辺から監視

・農薬等を上空から散布
・搭載したカメラにより生
育状況をセンシング

・スマートフォン等
で作業計画・実績
を記録

収量等センサ付コンバイン

水管理システム

施設環境
モニタリング

【スマート農業実証プロジェクト予算額】

(単位:億円)

H30

R元

R2

R3

R4

R5

42.0

53.0

53.0

31.5

22.7

3.0

計205.2億円

スマート農業実証プロジェクトを実施した地区においては、労働時間の短縮や単収
(10a当たりの収穫量)の増加などの成果が上がっている事例がある一方で、スマート
農業機械の導入に伴う機械・施設費の増加により、実証前と比べて、利益が減少した
事例も存在

3.スマート農業への支援内容の例
各種補助金において、スマート農業に要する機械導入などについて、支援を実施。
事業名

支援内容

スマート農林水産業の全国
農林水産業の生産性向上のため、農林漁業者等に対して、スマート農
展開に向けた導入支援事業
機の導入等を支援(上限1,500万円)
(令和3年度)

・収穫と同時に収
量・食味等を測定し、
次期の施肥計画に
活用

・ほ場の水温等を自動
測定し、スマートフォン
等で確認
・遠隔操作による給水

・ハウス内外の環境
(温湿度等)を自動
測定し、タブレット等に
おいて確認

農業支援サービス事業イン
キュベーション緊急対策
(令和4年度)

農業支援サービス事業者の創出を促すため、サービス事業体に対して、
スマート農機の導入等を支援(上限1,500万円)