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提案書07(1200頁~1401頁)医療技術評価・再評価提案書 (192 ページ)

公開元URL https://www.mhlw.go.jp/stf/shingi2/0000190899_00011.html
出典情報 中央社会保険医療協議会 診療報酬調査専門組織・医療技術評価分科会(令和5年度第1回 11/20)《厚生労働省》
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「先進画像加算:冠動脈・心臓CT撮影加算」の見直し
より患者負担の少ない形で冠動脈形態と機能的虚血の両方を評価する技術を推進する観点から、
心臓CT撮影加算の見直し(心筋潅流を含めた包括的心臓CT検査を行う場合は900点)を提案する
従来の冠動脈CT 600点
現行

形態評価
(石灰化、冠動脈狭窄、プラーク)

※カテーテル、核医学検査、FFR-CT等
• 画像診断管理加算2あるいは3を算定す

心筋潅流CT

36.9億円/年の る1,000施設で週1件心筋潅流CTを実施
医療費削減と (= 5万件で + 1.5億円)
• 心筋SPECT 16万件のうち3.5万件(- 38.5
試算
億円) 、カテーテルFFR 6万件のうち1.5

機能評価
(心筋血流・虚血)

包括的心臓CT 900点

万件(- 0.9億円)が心筋潅流CTに移行

【対象疾患】

【新技術(心筋潅流CT)の概要と有効性】

・安定冠動脈疾患が疑われる患者
・心筋虚血等の心筋異常が疑われる患者

造影剤が心筋に流入してから流
出するまで25秒程度間欠撮影を
行い、心筋血流を算出できる。

※従来の冠動脈CT加算算定数は30万件
(令和2年度NDBオープンデータ冠動脈CT
撮影加算算定数より)、このうち包括的心臓
CTの対象は5万件程度と試算

心筋虚血を冠動脈CT単独よりも高い特異度で診断。
特異度

精度

冠動脈CT

72%

78%

冠動脈+心筋潅流CT

89%

88%

【診療報酬上の取扱】 E:画像診断
改善

心筋潅流CTの虚血診断能に関する多施設共同研究
心筋潅流画像

~10,708点

機能評価

形態評価
(石灰化、冠動脈狭窄、プラーク)

従来の冠動脈CT 600点
見直し後

追加検査・解析

(Nous et al. JACC IMG 2022;15(1):75-87)
(矢印:左回旋枝領域の虚血)

1391

画像診断管理加算2あるいは3算定施設
冠動脈CTのみ:600点 (従来通り)
心筋潅流CTを含む:900点
(負荷心筋核医学検査と同様と考えられるため)