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提案書07(1200頁~1401頁)医療技術評価・再評価提案書 (159 ページ)

公開元URL https://www.mhlw.go.jp/stf/shingi2/0000190899_00011.html
出典情報 中央社会保険医療協議会 診療報酬調査専門組織・医療技術評価分科会(令和5年度第1回 11/20)《厚生労働省》
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④普及性の変化
※下記のように推定した根拠

年間対象者数の
変化

再評価によって対象患者数や手術実施回数が変化するものではないが、これまで算定できなかった手術点数が算定できれば手術施行施設の経済的
負担が軽減できる。年間対象患者については令和3年社会医療診療行為別統計および日本足の外科学会の症例調査による。

見直し前の症例数(人)

400人

見直し後の症例数(人)

600人

見直し前の回数(回)

600回

見直し後の回数(回)

800回

年間実施回数の
変化等

⑤医療技術の成熟度
・学会等における位置づけ
・難易度(専門性等)

・施設基準
(技術の専門性
等を踏まえ、必
要と考えられる
要件を、項目毎
に記載するこ
と)

日本整形外科学会・日本足の外科学会の外反母趾診療ガイドラインでも外反母趾に合併した他趾の変形、関節脱臼の手術治療の有効性が述べられ
ている。この手術はこれまで関節リウマチを中心に施行されており安全性の高い手術である。関節リウマチ以外の外反母趾手症例でも同時に施行
することが多いが、ある程度の難易度もあり足の外科に習熟した施設、医師により施行されることが望ましい。

施設の要件
(標榜科、手術件数、検査や手術の体 整形外科を標榜している施設、透視下に手術が可能な設備があること
制等)
人的配置の要件
手術を担当する医師は日本整形外科学会専門医で足の外科に習熟した医師であることが望ましい。また手術時は看護師1名、放射線技師1名の補助
(医師、看護師等の職種や人数、専門 が必要である。
性や経験年数等)
その他
(遵守すべきガイドライン等その他の 前述の日本整形外科学会・日本足の外科学会
要件)

外反母趾診療ガイドライン

⑥安全性
・副作用等のリスクの内容と頻度

これまで一般に施行されてきた手術手技であり安全性に問題なし

⑦倫理性・社会的妥当性
(問題点があれば必ず記載)

問題なし

⑧点数等見直し
の場合

⑨関連して減点
や削除が可能と
考えられる医療
技術(当該医療
技術を含む)

見直し前
見直し後

8,150点
8,150点

その根拠

点数に変更なし

区分

算定用件のみ変更


番号
技術名

054 3
骨切り術

具体的な内容

算定用件の変更
増(+)

プラスマイナス
⑩予想影響額

予想影響額(円)

16,300,000円

その根拠

予想される当該技術に係る年間医療費=妥当と思われる診療報酬点数(8150点)✕10円/点✕年間対象患者(200人)✕一人当たりの年間実施回数
(1回)=16,300,000円

備考

なし

⑪算定要件の見直し等によって、新たに使用される医薬
品、医療機器又は体外診断薬

特になし

⑫その他

特になし

⑬当該申請団体以外の関係学会、代表的研究者等

⑭参考文献1

⑭参考文献2

⑭参考文献3

⑭参考文献4

特になし

1)名称

外反拇趾に合併する病態に対する術式

2)著者

日本整形外科学会診療ガイドライン委員会、外反拇趾診療ガイドライン策定委員会

3)雑誌名、年、月、号、ページ

外反母趾診療ガイドライン2022

4)概要

外反母趾の合併症として他趾のMTP関節脱臼、槌趾変形、内反小趾があり、追加して手術が必要である。外反母趾手術と同時に行う手術法の一つ
に中足骨短縮骨切り術があり、その術後成績は良好である。

1)名称

中足骨近位短縮骨切り術による前足部関節温存手術

2)著者

仁木久照

3)雑誌名、年、月、号、ページ

OS NOW Instruction 、2012年、21号、p125-137

4)概要

関節リウマチ患者の外反母趾および第2~4趾のMTP関節脱臼、変形に対する中足骨短縮骨切り術の手術手技について詳記した。同時に他趾の手術
を行うことで良好な足形態となり、疼痛を含めた歩行障害要因を治療できる有用な手術法を提示している。

1)名称

外反拇趾に伴うMTP関節脱臼に対する手術療法

2)著者

野口昌彦

3)雑誌名、年、月、号、ページ

MB Orthopaedics、2010年、23巻7号、p57-64

4)概要

外反拇趾に伴う他趾のMTP関節脱臼に対する手術療法を詳述、特に中足骨短縮骨切り術の術式について延べ、その適応、合併症について報告し
た。結論として数種類ある中足骨短縮骨切り術の術式選択は慎重にすべきとした。

1)名称

併用手術を要する外反母趾の手術療法

2)著者

奥田龍三

3)雑誌名、年、月、号、ページ

関節外科、2009年、28巻7号、p75-83

4)概要

外反拇趾手術時に併用する他趾のMTP関節脱臼、内反小趾の手術法を詳述、特に中足骨骨切り術による治療の詳細について述べている。

p74-80

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