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参考資料2 (32 ページ)

公開元URL https://www.mof.go.jp/about_mof/councils/fiscal_system_council/sub-of_fiscal_system/report/zaiseia20220525/zaiseia20220525.html
出典情報 財政制度等審議会 歴史の転換点における財政運営(5/25)《財務省》
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我が国の医療保険制度の特徴と課題

資料Ⅱ-1-32

我が国の医療保険制度の特徴
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国民皆保険

自由開業医制

患者側
○ 患者負担が低く、コストを抑制するインセンティブ
が生じにくい構造
○ 誰もがどんな医療機関・医療技術にもアクセス可能

出来高払い

医療機関側
○ 患者数や診療行為数が増加するほど収入増
○ 患者と医療機関側との情報の非対称性が存在

社会構造の変化

供給サイドの増加に応じて
医療費の増大を招きやすい構造

○ 高齢化の進展による受給者の増加や疾病構造の変化
○ 少子化の進展による「支え手(現役世代)」の減少
○ イノベーション等による医療の高度化・高額化の進展

国民皆保険を維持しつつ、制度の持続可能性を確保していくための制度改革の視点

医療給付費は、医療の提供量と価格の積で決まる。医療給付費の適正化には、以下の点が重要である。
〇 医療の提供量の適正化
(効率的で質の高い医療提供体制の整備、患者負担を含めた医療技術や医薬品等に係る保険給付範囲の見直し)
〇 公定価格の適正化(診療報酬改定、薬価改定)
〇 自律的なガバナンスの発揮・強化(保険者機能の発揮・強化など)