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資料5-2 Ⅳ-197 イリノテカン塩酸塩水和物[746KB] (26 ページ)

公開元URL https://www.mhlw.go.jp/stf/shingi2/0000198856_00047.html
出典情報 医療上の必要性の高い未承認薬・適応外薬検討会議(第69回 9/4)《厚生労働省》
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要望番号;IV-197
本剤は神経芽腫を含む小児悪性固形腫瘍に対して製造販売承認を取得しているため、要望
効能・効果である「再発・難治性神経芽腫」は適応内と考える。そのため、TMZ 併用におい
て用量を適応の 20 mg/m2 から 50 mg/m2 に拡大した場合の本剤の有効性について述べる。
Kushner BH, et al. 2006. 10)によると、IRI(50 mg/m2)/TMZ 併用療法において、奏効の評価
が可能な難治性患者 19 例のうち、2 例の CR と 7 例の腫瘍縮小を含む 9 例が病勢の退縮を示
した。進行性患者 17 例のうち、1 例の PR と 2 例の腫瘍縮小を含む 3 例において病勢の退縮
が認められている。
IRI/TMZ 併用療法は、米国や英国のガイドラインに示す通り、バックボーン治療レジメン
の一つととらえられており、再発・難治性神経芽腫に対する抗腫瘍効果があると推測できる。
一方、本邦では要望の用法・用量を検討した前向きの臨床試験はないが、児玉 祐一, 他.
2015. 15)の後方視的検討によると、
「IRI、TMZ 療法は日本人にも実行可能な薬剤の組み合わ
せであり、また、一定の抗腫瘍効果を認めたことから、難治性小児固形腫瘍の緩和的化学療
法として有望である。
」と記載されている。さらに大戸 佑二, 他. 2008. 13)や中村 こずえ, 他.
2012. 14)の症例報告では、奏功例が報告されている。
また、要望書に記載されている国内の使用実態調査「これまでに TMZ 投与を実施された神
経芽腫症例」では、併用療法剤として IRI が 80%(204 レジメン)投与され、代表的なレジメ
ンは、①TMZ 100 mg/m2(day1~5)+ IRI 10 mg/m2(day1~5、8~12)
(29 レジメン)
、②TMZ
100 mg/m2(day1~5)+ IRI 20 mg/m2(day1~5、8~12)
(33 レジメン)
、③TMZ 150 mg/m2(day1
2
~5)+ IRI 50 mg/m(day1~5)
(51 レジメン)であった。有効性は奏効(CR+PR)が 53 例(26%)、

SD が 75 例(36%)にみられた。
以上のことから、本剤 50 mg/m2 と TMZ の併用療法は、再発・難治性神経芽腫に対するバ
ックボーン治療レジメンとして有効であると推察される。
(2)要望内容に係る外国人におけるエビデンス及び日本人における安全性の総合評価につ
いて
本剤は神経芽腫を含む小児悪性固形腫瘍に対して製造販売承認を取得しているため、要望
効能・効果である「再発・難治性神経芽腫」は適応内と考える。そのため、TMZ 併用におい
て、用量を 20 mg/m2 から 50 mg/m2 に拡大した場合の本剤の安全性について述べる。
Kushner BH, et al. 2006. 10)によると、
「グレード 3 の肝酵素の上昇(1 例)
、グレード 2 又は
3 の下痢、骨髄抑制などが認められたが、いずれも管理可能であり臨床的に重要ではなかっ
た。」と報告している。また、Bagatell R, et al. 2011. 5)の第 II 相試験では、「グレード 3~4 の
好中球減少症(19 例:35%)、血小板減少症(7 例:13%)
、貧血(8 例:15%)
、発熱・感染
(12 例:22%)、疼痛(4 例:7.3%)
、食欲不振/悪心/嘔吐(6 例:11%)
、下痢(3 例:5.5%)、
低カリウム血症(5 例:9.1%)であった。グレード 3 又は 4 の下痢を経験した患者は 6%未満
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