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総-2入院について(その7) (62 ページ)

公開元URL https://www.mhlw.go.jp/stf/newpage_66294.html
出典情報 中央社会保険医療協議会 総会(第630回 11/26)《厚生労働省》
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これまでの特定集中治療室・ハイケアユニットに関する主な意見
<入院・外来医療等の調査・評価分科会 検討結果(とりまとめ)>
(特定集中治療室・ハイケアユニット用の重症度、医療・看護必要度について)
○ 急性冠症候群の治療後や心停止蘇生後の患者は、人工呼吸器の管理等を要さない場合であっても、ICUやHCU
において厳格な不整脈のモニタリングを要する場合があるが、このような患者は、現行の評価体系では「特定集中治
療室用・ハイケアユニット用の重症度、医療・看護必要度」で該当する項目がないとの意見があった。
○ 致死性不整脈等のリスクに備えた管理は、ICUやHCUの重要な役割の一つであることを踏まえて、「蘇生術の
施行」「電気的除細動」「抗不整脈薬の投与」「一時的ペーシング」等の処置について、「特定集中治療室用の重症
度、医療・看護必要度」「ハイケアユニット用の重症度、医療・看護必要度」での位置づけを検討してはどうかとの
意見があった。
○ 人工臓器サポートや心血管作動薬などの薬剤持続投与を行わない「動脈圧測定」「中心静脈圧測定」は、中間ユ
ニットがない医療機関においては集中治療室で行うことがあるのではないかとの意見があった。
○ 「特定集中治療室用 重症度、医療・看護必要度」「ハイケアユニット用 重症度、医療・看護必要度」の基準は、
該当する患者や施設の割合を踏まえて検討すべきではないかとの意見があった。
<令和7年10月8日 中医協総会 入院(その2)>
(特定集中治療室・ハイケアユニット用の重症度、医療・看護必要度について)
○ 特定集中治療室、ハイケアユニットにおける重症度、医療・看護必要度については、各項目を見直した場合のシ
ミュレーション結果を確認した上で、該当患者割合の水準について検討すべきである。
○ 高度急性期入院医療については、手厚い医療資源の投入が必要な患者を対象とするためにも、重症度、医療・看護
必要度の評価のあり方については見直しが必要である。
○ 特定集中治療室用・ハイケアユニット用の重症度、医療・看護必要度については、変更後のイメージやシミュレー
ション等を提示した上で、地域の救急医療提供体制に混乱が生じないよう、慎重な検討が必要である。重症度、医
療・看護必要度の新たな項目として、重症者に対して実施されているにもかかわらず現行では評価されにくい処置を
加えることには異論はないが、評価の厳格化につながらないよう配慮すべきである。
○ 蘇生術、抗不整脈剤、緊急ペーシング等の項目を新たに設定すること自体については、直ちに否定するものではな
いが、それに伴い基準値の見直しを行うことで、現行の管理料を算定している病院が算定できなくなるような制度変
更は避けるべきである。
○ 「特定集中治療室管理料3、4」と、「特定集中治療室管理料5、6」については、例えばSOFAスコアとの関係
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等の観点で実態分析を行うべきである。