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総-2入院について(その7) (18 ページ)
出典
| 公開元URL | https://www.mhlw.go.jp/stf/newpage_66294.html |
| 出典情報 | 中央社会保険医療協議会 総会(第630回 11/26)《厚生労働省》 |
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一般病棟用 重症度、医療・看護必要度についての課題と論点
(重症度、医療・看護必要度のシミュレーションについて)
• 今回の試算においては、①内保連の提案する候補に沿ってA・C項目を追加するとともに、②病院の救急搬送受入件数を病棟毎
に按分したうえで係数を乗じて重症度、医療・看護必要度に加算し、該当患者割合をシミュレーションすることとした。
• 救急搬送受入件数に乗ずる係数については、複数の案を用いてシミュレーションすることとした。
• 内科系の重症・急性期に用いる薬剤や処置をAC項目に追加し、あわせて救急搬送受入件数に応じた加算を行うことで、病院全
体の救急搬送受入件数と当該病棟での入院受入件数が共に多い病棟では、必要度該当割合が大きく上昇する。
• 救急搬送受入件数に係る加算係数を変えた場合、係数が大きいほど、救急搬送受入件数の多い病棟の該当割合が大きく上昇す
る。
(手術なし症例の多い病棟における必要度の分布の変化について)
• 急性期一般入院料1の重症度、医療・看護必要度①に、A・C項目の追加と、救急搬送受入件数の係数による加算を行った場合、
基準に該当する患者の割合は、救急搬送受入件数が多く手術のない症例の多い病棟において、大きく上昇する。
• 救急搬送受入件数に応じた加算を行った場合、基準に該当する患者の割合は、手術をしない症例が相対的に多く、救急搬送の
受入の多い場合に、最も大きく上昇する。
• 急性期一般入院料4では、急性期一般入院料1同様、救急受入の多く手術なし症例が相対的に多い病棟では、救急搬送受入件
数による加算により、基準該当割合が大きく増加した。
• 地域包括医療病棟では、急性期一般入院料1同様、救急受入の多く手術なし症例が相対的に多い病棟では、救急搬送受入件数
に応じた加算により、基準該当割合が大きく増加した。
• 地域包括ケア病棟では、加算の影響は小さいものの、救急受入の多く手術なし症例が相対的に多い病棟では、救急搬送受入件
数による加算により、基準該当割合が増加した。
【論点】
○ 急性期一般入院料や地域包括医療病棟入院料の重症度、医療・看護必要度では、救急搬送受入件数が多くとも、
手術なし症例が多い病院では、基準を満たしにくい病院がある一方、内科系疾病に関連したAC項目の追加と、救急搬
送受入件数に応じた加算を行うことで、手術なし症例や救急搬送への対応への評価が適切に反映され得ることを踏ま
え、これらの入院料に係る重症度、医療・看護必要度への加算を行うことについて、どのように考えるか。
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(重症度、医療・看護必要度のシミュレーションについて)
• 今回の試算においては、①内保連の提案する候補に沿ってA・C項目を追加するとともに、②病院の救急搬送受入件数を病棟毎
に按分したうえで係数を乗じて重症度、医療・看護必要度に加算し、該当患者割合をシミュレーションすることとした。
• 救急搬送受入件数に乗ずる係数については、複数の案を用いてシミュレーションすることとした。
• 内科系の重症・急性期に用いる薬剤や処置をAC項目に追加し、あわせて救急搬送受入件数に応じた加算を行うことで、病院全
体の救急搬送受入件数と当該病棟での入院受入件数が共に多い病棟では、必要度該当割合が大きく上昇する。
• 救急搬送受入件数に係る加算係数を変えた場合、係数が大きいほど、救急搬送受入件数の多い病棟の該当割合が大きく上昇す
る。
(手術なし症例の多い病棟における必要度の分布の変化について)
• 急性期一般入院料1の重症度、医療・看護必要度①に、A・C項目の追加と、救急搬送受入件数の係数による加算を行った場合、
基準に該当する患者の割合は、救急搬送受入件数が多く手術のない症例の多い病棟において、大きく上昇する。
• 救急搬送受入件数に応じた加算を行った場合、基準に該当する患者の割合は、手術をしない症例が相対的に多く、救急搬送の
受入の多い場合に、最も大きく上昇する。
• 急性期一般入院料4では、急性期一般入院料1同様、救急受入の多く手術なし症例が相対的に多い病棟では、救急搬送受入件
数による加算により、基準該当割合が大きく増加した。
• 地域包括医療病棟では、急性期一般入院料1同様、救急受入の多く手術なし症例が相対的に多い病棟では、救急搬送受入件数
に応じた加算により、基準該当割合が大きく増加した。
• 地域包括ケア病棟では、加算の影響は小さいものの、救急受入の多く手術なし症例が相対的に多い病棟では、救急搬送受入件
数による加算により、基準該当割合が増加した。
【論点】
○ 急性期一般入院料や地域包括医療病棟入院料の重症度、医療・看護必要度では、救急搬送受入件数が多くとも、
手術なし症例が多い病院では、基準を満たしにくい病院がある一方、内科系疾病に関連したAC項目の追加と、救急搬
送受入件数に応じた加算を行うことで、手術なし症例や救急搬送への対応への評価が適切に反映され得ることを踏ま
え、これらの入院料に係る重症度、医療・看護必要度への加算を行うことについて、どのように考えるか。
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