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総-2入院について(その7) (57 ページ)
出典
| 公開元URL | https://www.mhlw.go.jp/stf/newpage_66294.html |
| 出典情報 | 中央社会保険医療協議会 総会(第630回 11/26)《厚生労働省》 |
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DPC制度に係る課題②
(医療機関別係数について)
• また、体制評価指数に関して、1日当たり入院数の最大値に対する日毎の入院数の割合の変動係数が相対的に著しく
低く、二次医療圏内の日毎の入院患者数の増減と異なる動きをする医療機関が存在しており、これらの医療機関につい
ては、地域の需要変動への応答性に乏しい可能性がある。
• 定量評価指数に関して、DPC標準病院群のうち、救急搬送件数が年間1,200件以上の医療機関は、年間1,200件未満の
医療機関と比較して、各医療機関が所属する二次医療圏内のDPC対象病院の入院患者数に占める、当該医療機関の
入院患者数の割合(地域シェア)が高い傾向にあった。
• 一方で、脳卒中、心血管、がん及び周産期領域毎の地域シェアに着目した分析においては、救急搬送件数が年間1,200
件未満であり全診断群分類の地域シェアは低いものの、特定の領域の地域シェアが高い医療機関が存在していた。
(点数設定方式について)
• DPC 制度 においては、入院初期を重点評価するため、在院日数に応じた3段階の定額報酬を設定しており、原則として、
第Ⅱ日は平均在院日数により規定されている。
• 診断群分類毎の分析においては、多くの診断群分類において、平均在院日数は在院日数の中央値を上回っていた。
• また、特定の在院日数のみ患者数が顕著に多い診断群分類も存在していた。
• DPC対象病院のクリニカルパスの導入状況については、「採用している」と回答した医療機関が約9割であり、うち6割が、
入院期間の設定に際し、主として、「診断群分類点数表上の第Ⅱ日」を参照していた。
• 各診断群分類における在院日数の変動係数毎の(在院日数の中央値-平均在院日数) / 平均在院日数(=入院期間Ⅱの
変動率) の分布の分析においては、変動係数が大きいほど変動率が大きくなる傾向が示された。また、変動係数が相対
的に小さいの診断群分類であっても、変動率が大きくなる診断群分類が存在していた。
• DPC/PDPS 等作業グループにおいては、点数設定方式における入院期間Ⅱについては、在院日数の標準化が進んで
いる診断群分類を中心として、原則として、平均在院日数から在院日数の中央値に移行すべきではないかとの意見があ
り、また、入院期間Ⅱを在院日数の中央値に移行した場合、一部の診断群分類では入院期間Ⅱが著しく変化しうること
から、激変緩和措置を設けるべきではないかとの指摘があった。
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(医療機関別係数について)
• また、体制評価指数に関して、1日当たり入院数の最大値に対する日毎の入院数の割合の変動係数が相対的に著しく
低く、二次医療圏内の日毎の入院患者数の増減と異なる動きをする医療機関が存在しており、これらの医療機関につい
ては、地域の需要変動への応答性に乏しい可能性がある。
• 定量評価指数に関して、DPC標準病院群のうち、救急搬送件数が年間1,200件以上の医療機関は、年間1,200件未満の
医療機関と比較して、各医療機関が所属する二次医療圏内のDPC対象病院の入院患者数に占める、当該医療機関の
入院患者数の割合(地域シェア)が高い傾向にあった。
• 一方で、脳卒中、心血管、がん及び周産期領域毎の地域シェアに着目した分析においては、救急搬送件数が年間1,200
件未満であり全診断群分類の地域シェアは低いものの、特定の領域の地域シェアが高い医療機関が存在していた。
(点数設定方式について)
• DPC 制度 においては、入院初期を重点評価するため、在院日数に応じた3段階の定額報酬を設定しており、原則として、
第Ⅱ日は平均在院日数により規定されている。
• 診断群分類毎の分析においては、多くの診断群分類において、平均在院日数は在院日数の中央値を上回っていた。
• また、特定の在院日数のみ患者数が顕著に多い診断群分類も存在していた。
• DPC対象病院のクリニカルパスの導入状況については、「採用している」と回答した医療機関が約9割であり、うち6割が、
入院期間の設定に際し、主として、「診断群分類点数表上の第Ⅱ日」を参照していた。
• 各診断群分類における在院日数の変動係数毎の(在院日数の中央値-平均在院日数) / 平均在院日数(=入院期間Ⅱの
変動率) の分布の分析においては、変動係数が大きいほど変動率が大きくなる傾向が示された。また、変動係数が相対
的に小さいの診断群分類であっても、変動率が大きくなる診断群分類が存在していた。
• DPC/PDPS 等作業グループにおいては、点数設定方式における入院期間Ⅱについては、在院日数の標準化が進んで
いる診断群分類を中心として、原則として、平均在院日数から在院日数の中央値に移行すべきではないかとの意見があ
り、また、入院期間Ⅱを在院日数の中央値に移行した場合、一部の診断群分類では入院期間Ⅱが著しく変化しうること
から、激変緩和措置を設けるべきではないかとの指摘があった。
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