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提案書09(1601頁~1801頁)医療技術評価・再評価提案書 (99 ページ)

公開元URL https://www.mhlw.go.jp/stf/shingi2/0000190899_00011.html
出典情報 中央社会保険医療協議会 診療報酬調査専門組織・医療技術評価分科会(令和5年度第1回 11/20)《厚生労働省》
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概要図

乳房再建術(ゲル充填人工乳房によるもの) 適応拡大について

【技術の概要】

【既存の治療法との比較】

乳癌術後の乳房再建に保険収載されている
ゲル充填人工乳房をPoland症候群などの
先天性乳房欠損や外傷後、熱傷後の乳房欠損にも
適応拡大する。乳房組織拡張器およびブレスト
インプラントを被覆する十分な組織を得るため
皮弁形成、筋皮弁など同時に行う場合がある。

現在保険収載されている手術ではK476-3 動脈(皮)弁
および筋(皮)弁をもちいた乳房再建-1 一次的に行うもの
49,120点、またはK017 2 遊離皮弁術 105,800点となる。
多くは腹部より皮弁採取になるが、特に将来出産などの
可能性がある若年者において腹部よりの採取は腹壁の
脆弱性につながる可能性が高い。本術式は他部位に
創をつくらず将来の出産の心配なども無い。

【診療報酬上の取り扱い】

【対象疾患】
Poland症候群などの先天性乳房欠損・
外傷後、熱傷後の乳房欠損

18歳女性 Poland症候群
左乳房欠損 術前

K 手術
K476-4 ゲル充填人工乳房を用いた25,000点
の適応拡大

左乳房下溝切開よりゲル充填人工乳房挿入
1699

術後2年 乳輪乳頭移植も行った
左右の対称性も得られている