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提案書09(1601頁~1801頁)医療技術評価・再評価提案書 (153 ページ)

公開元URL https://www.mhlw.go.jp/stf/shingi2/0000190899_00011.html
出典情報 中央社会保険医療協議会 診療報酬調査専門組織・医療技術評価分科会(令和5年度第1回 11/20)《厚生労働省》
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⑥普及性

年間対象患者数(人)
国内年間実施回数(回)

※患者数及び実施回数の推定根拠等

⑦医療技術の成熟度
・学会等における位置づけ
・難易度(専門性等)

・施設基準
(技術の専門性
等を踏まえ、必
要と考えられる
要件を、項目毎
に記載するこ
と)

5,000
750
日本胸部外科学会2021年Annual reportによると2018年1年間の肺良性腫瘍、炎症性肺疾患に対する手術は、それぞれ約2,200
例、約2,500例で約5%を占め、肺良性腫瘍と炎症性肺疾患は9割以上胸腔鏡手術(VATS)で施行されていた。また、日本内視鏡外
科学会の報告では、呼吸器外科ロボット手術(RATS)は保険収載後2年で計1,400例と急増し、VATSの約1割がRATSであり、現在
も増加の一途を辿っていることから、15%程度については当該技術で代替可能と考えられる。
以上から、
5,000例X0.8(VATSの割合)X0.15(RATSの割合)
となる。手術回数は概ね1人1回で、年間実施回数は750回としている。

内視鏡手術支援ロボット使用に関するcertificationを取得した呼吸器外科専門医が施行する医療技術である。

呼吸器外科学会の「呼吸器外科領域におけるロボット支援手術を行うに当たってのガイドライン」、日本内視鏡外科学会の
「ロボット支援内視鏡手術導入に関する指針(全領域共通)」を遵守し、
1)当該保険医療機関で呼吸器外科に係る手術を直近3年平均して25 例/年以上施行しており、そのうち胸腔鏡下手術を年間
10 例以上実施していること。
施設の要件
2)呼吸器外科及び麻酔科を標榜している保険医療機関であること。
(標榜科、手術件数、検査や手術の体制 3)5年以上の呼吸器外科の経験及び専門的知識を有する常勤の医師が2名以上配置されていること。
等)
4)ロボット支援手術はコンソール医師ならびに患者側医師、麻酔科医師、直接・間接介助看護師、臨床工学技士等参加者は
ロボット支援手術の特性を理解し、チームとして機能すること。
5)ロボット支援手術を行うにはチームとして十分な胸腔鏡手術の経験を持っていること。
6)チームはロボット支援手術の緊急時対応について常に十分に話し合い、マニュアル化しておくこと。
5年以上の呼吸器外科の経験及び専門的知識を有する常勤の医師が2名以上配置されていること。
当該技術が難しい場合に、外科的治療に移行できるバックアップ体制が必要である。
人的配置の要件
(医師、看護師等の職種や人数、専門性 ロボット支援手術はコンソール医師ならびに患者側医師、麻酔科医師、直接・間接介助看護師、臨床工学技士等参加者はロ
ボット支援手術の特性を理解し、チームとして機能することが必要である。
や経験年数等)
その他
当該技術の適応の判断及び実施に当たっては、呼吸器外科学会のガイドライン、日本内視鏡外科学会の指針を参考にするこ
(遵守すべきガイドライン等その他の要 と。
件)

⑧安全性
・副作用等のリスクの内容と頻度

血管損傷、肺損傷等の合併症が起こる可能性があり、それぞれ頻度は2.4%、2.2%と報告されている。これは、胸腔鏡手術で
の頻度2.6%と同等と考えられる。ロボット手術支援装置に関連した誤作動は0.3-2.7%と少なく、安全性は担保されていると考
えられる。

⑨倫理性・社会的妥当性
(問題点があれば必ず記載)

問題なし



妥当と思われる診療報酬の区分
点数(1点10円)

⑩希望する診療
報酬上の取扱い
その根拠

81,000
外保連試案データ--------------------------外保連試案費用(人件費+償還できない材料等):1,054,238円
外保連試案2022掲載ページ:2024収載予定
外保連試案ID(連番):S94-0189710
技術度:D 医師(術者含む):3 看護師:2 その他:0 所要時間(分):240
-----------------------------------------------------------------その根拠
既に、K514-2 3胸腔鏡下肺悪性腫瘍手術 肺葉切除又は1肺葉を超えるもの(ロボット手術)があり、胸腔内操作は同一で、
K513 4 胸腔鏡下肺切除術 肺葉切除又は1葉を超えるもの、があることから。

区分
関連して減点
や削除が可能と
考えられる医療
技術(③対象疾
患に対して現在
行われている医
療技術を含む)

予想影響額

区分をリストから選択

特になし

番号
技術名

具体的な内容

プラスマイナス
予想影響額(円)
その根拠
備考

不変(0)
0円
(810,000ー810,000)X750(年間実施数)=0円

⑪提案される医療技術において使用される医薬品、医療機
器又は体外診断薬
手術用ロボット手術ユニット
(主なものを記載する)
⑫提案される医療技術の海外における公的医療保険(医療
保障)への収載状況
※ 該当する場合、国名、制度名、保険適用上の特徴
(例:年齢制限)等

1)収載されている

1)を選択した場合は、下の欄に詳細を記載。

アメリカ、イギリス、フランス、ドイツ

⑬提案される医療技術の先進医療としての取扱い

d. 届出はしていない

⑭その他

特になし

⑮当該申請団体以外の関係学会、代表的研究者等

特になし

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