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提案書09(1601頁~1801頁)医療技術評価・再評価提案書 (146 ページ)

公開元URL https://www.mhlw.go.jp/stf/shingi2/0000190899_00011.html
出典情報 中央社会保険医療協議会 診療報酬調査専門組織・医療技術評価分科会(令和5年度第1回 11/20)《厚生労働省》
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概要図

股関節唇縫合術(関節鏡下)における
「関節鏡下骨軟骨形成」の加算について

【技術の概要】
⚫ 股関節唇損傷の主な原因であるcam変形は術後成績不良因子であり、かつ将来の関節症進行
のリスク因子。よって、cam変形を合併する場合には骨軟骨形成術を追加することが推奨されて
いる(図A)。
⚫ 関節鏡下にcam変形を確認し、X線透視下に部位、切除量を認識し骨軟骨形成を施行(図B)。
【期待される効果】
B
A

• 再手術リスクの低減
• 長期予後の改善
• 高いスポーツ復帰率可動域の改
善などQOLの改善
• 将来の人工関節置換術の回避
【保険診療上の扱い】


斜線部分が骨軟骨形成部分

実際の骨軟骨形成における鏡視所


【対象疾患】
⚫ 骨形態異常(cam変形)を有する股関節唇損傷症例



股関節唇縫合術(関節鏡下)
手術 K080-6 44,830点
上記手術で骨軟骨形成を加える場合
に「関節鏡下骨軟骨形成術」の加算点
数として19,300点**を要望。

社会医療診療行為別統計 令和元年6月審査分における股関節唇縫合術施行総数は36例であり、
⚫ 令和3年度社会医療行為別調査によると、 1年間で432例と推計。そのうち約7割の300例に骨軟骨形成の追加が必要と推計。
償還されない医療機器(アブレーダーバー)20,000円、追加人員として追加所要時間(約1時間)に
年間対象患者数 は300例程度*と推計。 対して技術度区分B,
1746
C, Dの医師をそれぞれ1名、放射線技師1名の人件費が


**

24,240+55,840+90,870+2,740 =173,690円 合計193,690円として19,300点の加算。