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提案書09(1601頁~1801頁)医療技術評価・再評価提案書 (26 ページ)

公開元URL https://www.mhlw.go.jp/stf/shingi2/0000190899_00011.html
出典情報 中央社会保険医療協議会 診療報酬調査専門組織・医療技術評価分科会(令和5年度第1回 11/20)《厚生労働省》
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⑦医療技術の成熟度
・学会等における位置づけ
・難易度(専門性等)

・施設基準
(技術の専門性
等を踏まえ、必
要と考えられる
要件を、項目毎
に記載するこ
と)

国内において、ロボット支援心臓手術は、日本胸部外科学会、日本心臓血管外科学会、日本ロボット外科学会が連携したロ
ボット心臓手術関連学会協議会にて30施設が施設認定をうけており、専門性の高い手術として位置付けられている。ロボッ
ト心臓手術関連学会協議会HP(https://racsc.jp)を参照。

施設の要件
(標榜科、手術件数、検査や手術の体
制等)

体外循環使用手術を年間100例以上実施、MICS手術を2年間で20例以上実施

人的配置の要件
(医師、看護師等の職種や人数、専門
性や経験年数等)

心臓血管外科専門医2名以上、心臓血管外科修練施設指導医1名以上、体外循環技術認定師1名以上、心臓血管麻酔専門医1名
以上

その他
(遵守すべきガイドライン等その他の
要件)

特になし

⑧安全性
・副作用等のリスクの内容と頻度

非ロボット支援下胸腔鏡下ASD閉鎖術と同等に開胸手術へのコンバージョン、術後早期の神経学的所見を含む重大な併症は
ごくまれである(文献3)。

⑨倫理性・社会的妥当性
(問題点があれば必ず記載)

倫理的問題点はない。



妥当と思われる診療報酬の区分
点数(1点10円)

⑩希望する診療
報酬上の取扱い
その根拠

130,946点
心房中隔欠損閉鎖術(K574(1)): 39,130点
経皮的心房中隔欠損閉鎖術(K574-2): 31,850点
ロボット支援下心房中隔欠損閉鎖術では、これらに加えてロボット手術に精通した人員が多く必要であり、ロボットアーム
も必要である。
-----外保連試案データ------------------------------------------------------外保連試案費用(人件費+償還できない材料等):1,309,455円
外保連試案2022掲載ページ:2024収載予定
外保連試案ID(連番):S94-0213520
技術度:D 医師(術者含む):4 看護師:2 その他:2 所要時間(分):210
----------------------------------------------------------------------------

区分
関連して減点
や削除が可能と
考えられる医療
技術(③対象疾
患に対して現在
行われている医
療技術を含む)

予想影響額

区分をリストから選択

番号
技術名

具体的な内容

当該なし

プラスマイナス
予想影響額(円)

91,662,200円

その根拠
備考

年間70名が手術を受けたと仮定して算出
ロボット支援下心房中隔欠損閉鎖術が広く浸透し、認定施設が増加した場合には、さらに増額する見込みである。

増(+)

⑪提案される医療技術において使用される医薬品、医療機
器又は体外診断薬
特になし
(主なものを記載する)
⑫提案される医療技術の海外における公的医療保険(医療
保障)への収載状況

2)調べたが収載を確認できない

1)を選択した場合は、下の欄に詳細を記載。

※ 該当する場合、国名、制度名、保険適用上の特徴
(例:年齢制限)等
⑬提案される医療技術の先進医療としての取扱い

d. 届出はしていない

⑭その他

特になし

⑮当該申請団体以外の関係学会、代表的研究者等

特になし

⑯参考文献1

⑯参考文献2

1)名称
2)著者
3)雑誌名、年、月、号、ページ

Robot-Assisted Repair of Atrial Septal Defect: A Comparison of Beating and Non-Beating Heart Surgery
Yun T, Kim H, Sohn B, et al.
J Chest Surg. 2022 Feb 5; 55(1): 55–60.

4)概要

ロボット支援のASD修復術における心拍動下アプローチと非心拍動下アプローチの治療成績比較の観察研究では、ASDは完全
に閉鎖され術後合併症なし。

1)名称

Thoracic and cardiovascular surgeries in Japan during 2018 : Annual report by the Japanese Association for
Thoracic Surgery

2)著者
3)雑誌名、年、月、号、ページ

Shimizu H, Okada M, Toh Y, et al.
Gen Thorac Cardiovasc Surg. 2021 Jan;69(1):179-212.

4)概要

2018年に本邦で実施された心房中隔欠損閉鎖術は1,402例であった。単独あるいは肺動脈弁狭窄症合併の有無についての記
述はなかった。

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