よむ、つかう、まなぶ。

MC plus(エムシープラス)は、診療報酬・介護報酬改定関連のニュース、

資料、研修などをパッケージした総合メディアです。


提案書09(1601頁~1801頁)医療技術評価・再評価提案書 (154 ページ)

公開元URL https://www.mhlw.go.jp/stf/shingi2/0000190899_00011.html
出典情報 中央社会保険医療協議会 診療報酬調査専門組織・医療技術評価分科会(令和5年度第1回 11/20)《厚生労働省》
低解像度画像をダウンロード

資料テキストはコンピュータによる自動処理で生成されており、完全に資料と一致しない場合があります。
テキストをコピーしてご利用いただく際は資料と付け合わせてご確認ください。

1)名称
2)著者
3)雑誌名、年、月、号、ページ

Current status of robot-assisted thoracoscopic surgery in Japan
Haruki T, Takagi Y, Kubouchi Y, Kidokoro Y, Nakanishi A, Taniguchi Y, Nakamura H.
Journal of Visualized Surgery 2020, 6, 29.

4)概要

呼吸器外科手術は胸腔鏡手術が主流となり、2018年4月より、肺癌と縦隔腫瘍に対するロボット手術(RATS)が保険適用され、
RATSの症例数が急増している。2018年4月の時点で日本には約 300 台のロボット支援装置とロボット手術のライセンス取得者
は150名にのぼり、40 以上の施設で月に100件以上のRATSが実行されている。RATS はより一般的になり、すべての世代の日本
の呼吸器外科医にとって馴染みのあるものになっている。

⑯参考文献1

1)名称

⑯参考文献2

2)著者
3)雑誌名、年、月、号、ページ

Perioperative outcomes of robot-assisted vs video-assisted and traditional open thoracic surgery for lung
cancer: A systematic review and network meta-analysis.
Hu J, Chen Y, Dai J, Zhu X, Gonzalez-Rivas D, Jiang G, Li H, Zhang P.
Int J Med Robotics Comput Assist Surg., 2020, 16, e2123.

4)概要

肺癌に対する胸腔鏡手術(VATS) 、開胸術およびロボット支援手術 (RATS) の優位性を5つのデータベースから、ネットワーク
とペアワイズの2つメタ分析から評価したところ、32 件の研究で6593 人の患者で、RATS の30 日死亡率はVATSより低く、手
術時間、開胸術への転換率、リンパ節の数、術後罹患率、入院期間は同等で、開胸術と比較し、RATS は入院期間が短縮して
いた。RATSの周術期転帰は、VATSおよび開胸術と同等であった。

1)名称
2)著者
3)雑誌名、年、月、号、ページ

Robotic Versus Video-assisted Lobectomy/Segmentectomy for Lung Cancer. A Meta-analysis.
Liang H, Liang W, Zhao L, Chen D, Zhang J, Zhang Y, Tang S, He J.
Annals of Surgery 2018, 268, 254–259.

4)概要

オンラインデータベースから包括的に検索し、14の研究の分析で計7438人の肺癌患者で、ロボット支援肺葉切除術/区域切除
術 (RAL/S) の安全性/有効性を、胸腔鏡下肺葉切除術/区域切除術 (VAL/S) と比較したところ、30 日間の死亡率および開胸
手術への転換率は、RAL/S を受けた患者で有意に低かった。手術時間、入院期間、チューブ留置期間は同等で、RAL/S が実現
可能でVAL/S の安全な代替手段であった。

1)名称
2)著者
3)雑誌名、年、月、号、ページ

Robotic Lobectomy and Segmentectomy.
Wei B, Cerfolio RJ.
Surgical Clinics of North America, 2017, 97, 771–782.

4)概要

ロボット(RATS)による肺葉切除術と区域切除術は、迅速かつ術式の移行は低く安全な手術である。周術期合併症発生率と死亡
率は 従来の胸腔鏡手術(VATS) 葉切除/区域切除と同様で、開胸による肺切除と比較し改善された。血管損傷はまれである。
ロボット肺葉切除術の長期腫瘍学的転帰は、VATSおよび開胸葉切除術と同等であった。適切な訓練と経験があれば、ロボット
手術は、呼吸器外科医の基本的な装備の一部になる。特に、RATS区域切除術は、100 人の患者で、手術時間中央値88分、術式
移行7%、30日および 90日の死亡率はいずれも0%で、約20例の経験で技術の習得が可能である。

1)名称
2)著者
3)雑誌名、年、月、号、ページ

Robotic versus thoracoscopic lung resection. A systematic review and meta-analysis.
Emmert A, Straube C, Buentzel J, Roever C.
Medicine 2017, 96, 35(e7633).

4)概要

ロボット手術 (RATS) は、肺切除術 (肺切除術、肺葉切除術、区域切除術) において胸腔鏡手術 (VATS) と同等に効果的であ
る。このメタ分析では、肺癌、転移性肺腫瘍、良性肺病変で、RATS(3375 人) または VATS (58,683 人)を受けた患者の
手術時間、死亡率、ドレナージ期間、入院期間した。手術時間に有意差はなし、RATS がドレナージ期間と入院期間が短く、
死亡率も低かった。RATS は肺切除に適した低侵襲手術であり、VATS に代わる適切な方法である。

⑯参考文献3

⑯参考文献4

⑯参考文献5

※⑮については、1.の「主たる申請団体」および「上記以外の申請団体」以外に、提案される医療技術に関する研究、会合、論文発表等を実施している学会等
の関連団体や研究者等の名称を記載すること。

1754