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提案書09(1601頁~1801頁)医療技術評価・再評価提案書 (90 ページ)

公開元URL https://www.mhlw.go.jp/stf/shingi2/0000190899_00011.html
出典情報 中央社会保険医療協議会 診療報酬調査専門組織・医療技術評価分科会(令和5年度第1回 11/20)《厚生労働省》
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医療技術評価提案書(保険既収載技術用)
整理番号

316204

※事務処理用

提案される医療技術名

性同一性障害に対する乳房切除術増点(通則4 性同一障害の患者に対する手術)

申請団体名

日本形成外科学会
33形成外科

主たる診療科(1つ)
提案される医療
技術が関係する
診療科

25産婦人科・産科
関連する診療科(2つまで)
21精神科

提案される医療技術又は提案される医療技術に類似した
医療技術の提案実績の有無



過去に提案した年度
(複数回提案した場合は、直近の年
度)
「実績あり」の
場合、右欄も記
載する

リストから選択

提案当時の医療技術名



追加のエビデンスの有無
診療報酬区分
診療報酬番号

再評価区分(複数選択可)


K475
1-A

算定要件の見直し(適応)

該当する場合、リストから○を選択

1-B

算定要件の見直し(施設基準)

該当する場合、リストから○を選択

1-C

算定要件の見直し(回数制限)

該当する場合、リストから○を選択

2-A

点数の見直し(増点)



2-B

点数の見直し(減点)

該当する場合、リストから○を選択



項目設定の見直し





保険収載の廃止

該当する場合、リストから○を選択



新規特定保険医療材料等に係る点数

該当する場合、リストから○を選択



その他(1~5のいずれも該当しない)

該当する場合、リストから○を選択

「6

提案される医療技術の概要(200字以内)

その他」を選んだ場合、右欄に記載

性同一性障害(Female to male transsexual)で性別適合手術を希望する患者において、女性の象徴である乳房を取り除き男性型の胸部形態を形
成することで、当事者の日常生活の支障を軽減する重要な医療技術である。

文字数: 112

再評価が必要な理由

2018年の診療報酬改定時には、性同一性障害乳房切除術に対し既存のK475乳房切除術 6,040点が通則4により適用されたが、技術度、手術時間も
ことなり本来適応すべき術式ではないと思われる。実際の点数が手術時間、術者数などが外保連試案に対し低すぎると思われる。また、乳房形態
も形成する必要があり、外保連試案にそった増点および項目設定を要望する。

【評価項目】

①再評価すべき具体的な内容
(根拠や有効性等について記載)

②現在の診療報酬上の取扱い
・対象とする患者
・医療技術の内容
・点数や算定の留意事項

(ここから)外保連試案データ--------------------------外保連試案費用(人件費+償還できない材料等):376,075円
外保連試案2022掲載ページ: 188-189
外保連試案ID(連番): S81-0177000 乳房縮小術(性別適合手術目的)
技術度:C 医師(術者含む):3 看護師:2 その他:0 所要時間(分):210
------------------------------------------------------------------(ここまで)
現在、通則4にてK475乳房切除術で算定しているが、K476乳腺悪性腫瘍手術の3 乳房切除術(腋窩廓清をともなわないもの)とほぼ同様の所要時
間、人件費と医療材料がかかっているため、同手術の22,520点程度が妥当と考えられる。

・対象とする患者は、性同一性障害(性別不合)と診断され、ガイドラインに準拠した手術適応判定会議で当該手術の適応が妥当と判断された患

・女性の象徴である乳房を取り除き男性型の胸部形態を形成することで当事者が男性として社会生活を送る上での種種の不都合を取り除く医療技
術である。
・現在K475乳房切除術が通則4により適用されているが、実際には点数が手術時間、術者数などが外保連試案に対し低すぎると思われる。


診療報酬区分(再掲)
診療報酬番号(再掲)

475
乳房切除

医療技術名

(通則 4 性同一障害の患者に対して行うものに限る)

治癒率、死亡率やQOLの改善等の長期予 既に保険収載された技術であり問題ない。
後等のアウトカム
③再評価の根
拠・有効性
ガイドライン等での位置づけ

ガイドライン等での記載あり(右欄に詳細を記載す 松本洋輔、阿部輝夫、池田官司ほか: 性同一性障害に関する診断と治療のガイドライン
る。)
(第4版). 日精会誌 114: 1250-1266、2012 (参考文献5)

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