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提案書09(1601頁~1801頁)医療技術評価・再評価提案書 (113 ページ)

公開元URL https://www.mhlw.go.jp/stf/shingi2/0000190899_00011.html
出典情報 中央社会保険医療協議会 診療報酬調査専門組織・医療技術評価分科会(令和5年度第1回 11/20)《厚生労働省》
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⑦医療技術の成熟度
・学会等における位置づけ
・難易度(専門性等)

・施設基準
(技術の専門性
等を踏まえ、必
要と考えられる
要件を、項目毎
に記載するこ
と)

プレハビリテーションのプログラムに関しては、レジスタンストレーニング、有酸素運動のプログラムの提供は、施設基準を
用いての提供が望ましい。外科医・麻酔科医・リハビリテーション科医および理学療法士の管理下で施行を要する。

施設の要件
各術式の手術件数:加算する疾患ごとに前年度の手術実績を定める。
(標榜科、手術件数、検査や手術の体制
等)
外科医、麻酔科医、看護師、薬剤師、管理栄養士、理学療法士の全てが常勤で勤務している。外科代謝栄養学会等(関連諸学
人的配置の要件
(医師、看護師等の職種や人数、専門性 会と合同で開催する)の主催する研修会にて所定の研修を受けた“術後回復促進コーディネーター看護師”が1名以上在籍す
ること。手術に関連する、NST、ICT, Acute pain service, RSTなどが院内に組織していることが望ましい。
や経験年数等)
その他
(遵守すべきガイドライン等その他の要
件)

⑧安全性
・副作用等のリスクの内容と頻度

リハビリテーションで転倒などのリスクはあるが、そのほかのリスクは特にない。

⑨倫理性・社会的妥当性
(問題点があれば必ず記載)

倫理的に問題なく、高齢化社会に向けて社会的にも注目されている領域である。



妥当と思われる診療報酬の区分
⑩希望する診療
報酬上の取扱い

点数(1点10円)

1手術1回につき500点を算定する(週1回3ヶ月を限度)。

その根拠

リスクの高い手術においては、繰り返しの介入になるために、リスクの高い手術になるほど、加算されるようになる。

区分
関連して減点
や削除が可能と
考えられる医療
技術(③対象疾
患に対して現在
行われている医
療技術を含む)

区分をリストから選択

特になし

番号
技術名

具体的な内容

減(-)

プラスマイナス
予想影響額(円)

1)予想される当該技術にかかる医療費 78400万円←(オ)
年間推定患者
164,000人―(カ)
胃がんで2回介入=400点× 50,000 例=20,000,000―(ア)
食道がん切除で、3回介入=600点× 6,000例=3,600,000―(イ)
膵頭十二指腸切除で、3回介入=600点× 8,000例=4,800,000―(ウ)
肝切除で、2回介入=400点×20,000例=8,000,000―(エ)
結腸・直腸切除で、2回介入=400点× 80,000例=32,000,000―(オ)
予想影響額

その根拠

(ア)+(イ)+(ウ)+(エ)+(オ)=68,400,000点 ―(オ)
<医療費の使用目的>→ 理学療法士の特殊技能への報酬
現状の施設および技術で実施可能であるが、“プレハビリテーション指導”を手術200件に1名程度,専任させる必要がある。
手術件数 164,000(カ)÷200=820名の雇用
年間報酬 68,400万円(オ)÷820=83.4 万円に相当する。
2)従来の治療状況での医療費
164,000-3,280,000 万円―(キ)
1手術あたり1万円から20万円が軽減されるとすると
164,000(年間手術件数)×10,000(円)=164,000万円-(最低額 キ)
164,000(年間手術件数)×200,000(円)=3,280,000万円(最高額 キ)
3)軽減される医療費

85,600~3,201,600

万円

(=(オ)-(キ))

備考
⑪提案される医療技術において使用される医薬品、医療機
器又は体外診断薬
特になし
(主なものを記載する)
⑫提案される医療技術の海外における公的医療保険(医療
保障)への収載状況

2)調べたが収載を確認できない

1)を選択した場合は、下の欄に詳細を記載。

※ 該当する場合、国名、制度名、保険適用上の特徴
(例:年齢制限)等
⑬提案される医療技術の先進医療としての取扱い

いずれか一つをリストから選択

⑭その他

特になし

⑮当該申請団体以外の関係学会、代表的研究者等

特になし

⑯参考文献1

1)名称

Guidelines for Perioperative Care in Esophagectomy: Enhanced Recovery After Surgery (ERAS ®) Society
Recommendations

2)著者
3)雑誌名、年、月、号、ページ
4)概要

Donald E. Low et al
World J Surg (2019) 43:299–330 https://doi.org/10.1007/s00268-018-4786-4
現在のERAS学会のガイドラインは、プレハビリテーションは推奨項目に記載されている。

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