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提案書02(0203頁~0398頁)医療技術評価・再評価提案書 (196 ページ)

公開元URL https://www.mhlw.go.jp/stf/shingi2/0000190899_00011.html
出典情報 中央社会保険医療協議会 診療報酬調査専門組織・医療技術評価分科会(令和5年度第1回 11/20)《厚生労働省》
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概要図書式

提案番号(6桁)

申請技術名

申請学会名

231201

呼吸器疾患診断のための細胞診検体における特殊染色

日本呼吸器内視鏡学会

【技術の概要】
【既存の治療法との比較】
細胞診における特殊染色は試薬代や技術代、廃棄代、スライドガラス代などがかかる
呼吸器疾患診断のために上気道及び下気道、胸腔等から採取された
にも関わらず、病院負担で行っている。
細胞診検体に行う鉄染色、Grocott染色、Ziehl-Neelsen染色、Gram
細胞診特殊染色:採取当日中に診断可能、対象物があれば特殊染色併用で100%診断
染色、PAS染色、アルシャンブルー染色などの特殊染色
可能。早期診断、早期治療介入が可能になり、入院短縮、治療費の軽減に繋がる。
【対象疾患】
比較:培養:真菌培養に1日以上、菌の同定には5〜7日
びまん性肺胞出血、塵肺、抗酸菌、非結核性抗酸菌、レジオネラ
抗酸菌など培養:陽性であれば1〜2週間、陰性の場合6週間
ノカルジア、マイコプラズマ、アスペルギルス、カンジダ
抗体検査:キャピリアmac抗体(非結核性抗酸菌)(血清):感度50%前後程度
クリプトコッカス、ニューモシスチス・イロベチイなど
抗原検査;GXM抗原(血清):感度73.9%
2022年10月 118病院の病理医、細胞検査士へのアンケート
鉄染色(ベルリンブルー染色):肺胞出血を確認するヘモジデリン貪食マクロファー
ジは鉄染色でしか確認できない。
【有効性及び診療報酬上の取扱い】
染色試薬料金

施設A

プレパラート等

約100円/枚

染色液廃棄料金

出血の確認および菌体の確認は
検体中にヘモジデリン貪食細胞
または菌体が存在すれば100%検
出される。真菌症の診断は検体
内での菌体の確認であり、特殊
染色を行わないと菌体は確認で
きない
施設B

398

診療報酬上の取扱い
・N:病理診断
N004-2について、固定保存液に
回収した検体から標本を作製し
て、特殊染色を行った場合には、
細胞診特殊染色加算として以下
の点数を加算する。
・Grocott染色:65点
・その他特殊染色 :27点