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参考資料2_看護学士課程教育におけるコアコンピテンシーと卒業時到達目標 (25 ページ)

公開元URL https://www.mext.go.jp/b_menu/shingi/chousa/koutou/125/mext_00004.html
出典情報 看護学教育モデル・コア・カリキュラムの改訂に関する連絡調整委員会(第1回 7/19)《文部科学省》
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これらの到達目標を達成するために必要な教育内容 例 を以下に示す。

① 個人の生活アセスメント
看護の対象となる人々を生活している人として捉える意義とその方法について理解する。さらに生活
と健康障害の関連、疾病・障害が生活に及ぼす影響について学び、日常生活、療養生活をアセスメント
する方法を修得する。

② 家族の生活アセスメント
家族の生活と健康障害との関連、疾病・障害が家族生活に及ぼす影響について理解する。家族成員の
関係性が生活と健康(疾病)に及ぼす影響と地域の中での家族全体を捉えてアセスメントする方法を修
得する。

地域の特性と健康課題をアセスメントする能力
「地域の特性と健康課題をアセスメントする能力」とは、地域特性、社会資源、地域の健康課題、
地域を基盤にした健康生活支援課題(学校生活に生じやすい健康課題、労働環境や労働生活に生じや
すい健康課題)をアセスメントする能力のことである。地域もまた看護の重要な対象であり、在宅ケ
ア・地域ケアが推進される中での看護の役割が期待されている。
「地域の特性や社会資源、健康指標をもとにして、地域の健康課題を把握する方法について説明で
きる」

「学校や職場などの健康課題を把握する方法について説明できる」ことが到達できるように教
育を行う。
地域生活共同体という視点から、健康課題や地域の人々の健康に関するニーズを把握し、援助の必
要性やその方法を判断していかなくてはならない。すなわち、地域単位で、学校・労働生活の場にお
ける健康課題や援助の必要性、さらには障害者など施設で生活している人々の健康課題と援助の必要
性、方法を判断する。そのために、人々がその課題を解決するために利用できる社会資源を探索する
ことが求められる。

卒業時の到達目標として次の  つを提示した。
 地域の特性や社会資源、健康指標をもとにして地域の健康課題を把握する方法について説明でき
る。
 学校や職場などの健康課題を把握する方法について説明できる。
これらの到達目標を達成するために必要な教育内容 例 を以下に示す。

①地域における健康アセスメント
地域生活共同体としてのコミュニティを理解し、健康と生活に関わる現象を多次元的にとらえる能
力が必要となる。そのために地域の歴史・文化、環境、社会経済の知識を修得する。また、健康指標
の動向、地域の健康に関する情報を読み取るための知識を身につける。これらの知識を踏まえて集団
の健康状態や特性について把握する方法、
ならびに地域に潜在する健康課題の特性について理解する。


②学校における健康アセスメント

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