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参考資料2_看護学士課程教育におけるコアコンピテンシーと卒業時到達目標 (2 ページ)

公開元URL https://www.mext.go.jp/b_menu/shingi/chousa/koutou/125/mext_00004.html
出典情報 看護学教育モデル・コア・カリキュラムの改訂に関する連絡調整委員会(第1回 7/19)《文部科学省》
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発刊に際して
日本看護系大学協議会 代表理事 上泉和子

 看護系大学、学部等は、平成年月には 校、 課程となり、わずか 年の間に
その数は倍になりました。入学定員は前年より  人近く増え、およそ 人となり
ます。看護基礎教育を学士課程で行うことは、長年にわたり看護界が待望してきたところであり、
日本看護系大学協議会は今後ともより一層の、看護学士教育の量的拡大に努力してまいります。
一方では社会から看護学教育の質保証に重大な関心がよせられており、日本看護系大学協議会
(-$138)はこのような状況をふまえ、
「看護学士教育の質保証-量と質の共栄-」という観点か
ら取り組んでおります。
 さて、看護学士教育の質保証という点においては、-$138 は平成  年に文部科学省からの委託
を受け、日本看護系大学協議会副会長(当時)であった高知県立大学看護学部の野嶋佐由美氏を
代表者として、「看護系大学におけるモデル・コア・カリキュラム導入に関する調査研究」を  
実施しました。この調査結果については、文部科学省「大学における看護系人材養成の在り方に
関する検討会」において逐次報告され、研究班の最終案「学士課程においてコアとなる看護実践
能力を基盤とする教育」はこの検討会により修正され、「学士課程においてコアとなる看護実践
能力と卒業時到達目標―教育内容と学習成果」として位置づけられたことが、報告されています。

 前述の報告書が発刊されて  年が経過し、近年の高齢者人口の増大を背景に、地域や在宅での 
医療・看護のニーズが高まり、多様なヘルスケアニーズに対応できる看護専門職の育成が喫緊の
課題となっております。-$138 では、
「大学における看護系人材養成の在り方に関する検討会最終
報告(平成  年  月  日)
」の「学士課程においてコアとなる看護実践能力と卒業時到達目標
( 群  の看護実践能力)
」を発展的に改良し、この度「看護学士課程教育におけるコアコンピ
テンシーと卒業時の到達目標」として発表することに致しました。
 看護系大学は大学設置基準に加え、国家試験受験資格を得るために教育課程には保健師助産師
看護師学校養成所指定規則に従うことが求められています。一方で各大学は、独自の設立の趣旨、
建学の精神や教育理念をもって教育をすすめており、将来を切り拓く可能性の高い看護職を育成
するには、大学としてこれらの独自性を活かした特色ある教育を展開することが不可欠と考えま
す。また急速に変わる保健医療福祉の状況に、看護教育は適切にそしてスピード感をもって対応
していく必要があります。
 本報告書が、これからの時代に求められる看護職育成に看護系大学が責任をもって応え、各大
学が質の向上に取り組んでいく一助となれば幸いです。

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