よむ、つかう、まなぶ。

MC plus(エムシープラス)は、診療報酬・介護報酬改定関連のニュース、

資料、研修などをパッケージした総合メディアです。


資料1_具体的研究事項と横断的事項について (62 ページ)

公開元URL https://www.mhlw.go.jp/stf/newpage_33521.html
出典情報 今後のがん研究のあり方に関する有識者会議(第11回 6/9)《厚生労働省》
低解像度画像をダウンロード

資料テキストはコンピュータによる自動処理で生成されており、完全に資料と一致しない場合があります。
テキストをコピーしてご利用いただく際は資料と付け合わせてご確認ください。

(9)各柱にまたがる「横断的事項」について
⑥基盤整備等(データベース、細胞株やサンプルの利用、患者報告アウトカム)
構成員・参考人からの事前提出意見一覧④
現状と課題

今後の研究の方向性

患者報告アウトカム(Patient Reported Outcome)
16

臨床試験の現場以外では、PROについて医療者側も知識・認
識が乏しい

PROの意義について一般市民はもちろん医療者への普及啓発
ePRO(electronic Patient-Reported Outcome)デバイスとア
プリの開発と各施設の電子カルテとの簡便かつ(セキュリ
ティ的に)安全な統合方法

17

PROを取り入れた研究がまだ少ない。

患者さん自身の主観的な思いや感情の変化が重要となる、支
持療法や緩和治療の研究はまだまだ少ない。脱毛、しびれ、
味覚障害などその訴えがなければわからない。呼吸が苦しい、
でも酸素濃度までは問題なければ苦しいままでいいわけはな
い。これくらいは我慢しなくちゃという患者もいれば、なん
でも不安になって訴える患者ももちろんいる。参画する患者
の教育を進めるとともに、患者からの報告を取り入れた『何
が問題で何を解決すべきなのか』はQOLを伸ばすための
ニーズにつながることから積極的に取り組んでほしい。

62