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資料1_具体的研究事項と横断的事項について (58 ページ)

公開元URL https://www.mhlw.go.jp/stf/newpage_33521.html
出典情報 今後のがん研究のあり方に関する有識者会議(第11回 6/9)《厚生労働省》
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(9)各柱にまたがる「横断的事項」について
⑥基盤整備等(データベース、細胞株やサンプルの利用、患者報告アウトカム)
これまでの成果の例
AMED評価

• 細胞株やサンプルの利用に関する基盤整備等への取組も進められている
• がん患者およびがん経験者が研究の計画立案と評価に参画する取り組みを行った。
• 患者報告アウトカム(Patient Reported Outcome)を取り入れた研究の推進に取り組んだ。
後半5年間での成果の例

• がん医療推進のための日本人がん患者由来PDXライブラリー整備事業(株式会社LSIメディエンス 井上 裕章)
日本人がん患者由来のPDXライブラリーを構築し、医薬品開発及びがん医療を推進するための基盤を整備した。本環境整備で整備され
たJ-PDXライブラリーを利用し、肺がん、大腸がん、乳がんなどのメジャーながんに加えて、治療選択肢が少ない希少がん、難治が
ん、小児がんにおける医薬品開発が促進されることが期待される。
• がん患者の抑うつ・不安に対するスマートフォン精神療法の最適化研究:革新的臨床試験システムを用いた多相最適化戦略試験(名古
屋市立大学 明智 龍男)
本研究にて行う臨床試験のプロトコール作成から臨床試験実施にあたって、当初からがんサバイバーの方が研究開発分担者として、研
究グループに参画し、継続的に助言を行っている。
• がん患者における患者報告アウトカム尺度開発に関する研究(神戸大学 清田 尚臣)
EORTC QOL groupと協力して、日本人がん患者及び医療者の意見を反映したグローバルな使用に耐えうる患者報告アウトカム(PRO)
尺度の作成を実施した。また、PRO尺度情報の収集をタブレット端末などを用いた電子的収集ツール(ePRO)の導入運用を継続し、本シ
ステムを用いた患者モニタリングの実施可能性の検討を行う。更に、PRO評価を用いた治療開発を行う際に非常に重要な統計学的解析
方法の標準化及びそのガイドライン作成作業を、EORTC-QOLGが主導するSISAQOL Consortiumに参加し協力して作業を進めている。

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