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資料1_具体的研究事項と横断的事項について (26 ページ)

公開元URL https://www.mhlw.go.jp/stf/newpage_33521.html
出典情報 今後のがん研究のあり方に関する有識者会議(第11回 6/9)《厚生労働省》
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(6)がんの予防法や早期発見手法に関する研究
構成員・参考人からの事前提出意見一覧④

現状と課題

今後の研究の方向性

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遺伝的リスクと生活習慣などのリスクを組み合わせた予測法が より簡単に実施される検診の手法が求められており、それに
いくつか出てきているが保険適用などに至っていないので広が よってあぶりだされるリスクへの精緻なマネージメントも必要。
りが限定的。
治療も個別化だが、リスクへの対処も個別化が必須。HBOCを
例にとると、ずいぶん進んだが、まだその対象は限定的過ぎる。
早くわかれば予防的切除など対処ができる一方、絶対ではない
し、受ける際のカウンセリングの手法なども問われている。リ
スクにどう向き合うのか、精神的な視点での研究もなされない
とならない。

19

マンモグラフィとエコー検査の組み合わせの研究が行われてい
るが死亡率の減少に至る明確なデータまではまだ途中。そもそ
も研究に時間がかかる、死亡率減少だけでいいのか?他の指標
がいるのではないのか?

20

発がんリスクの層別化・個別化を的確に行い、個人に最適化さ 喫煙や飲酒といった生活習慣や、遺伝的要因、既往歴、家族歴、
感染症など、また年齢も開始年齢だけでなく、高齢になるにつ
れたがん予防の確立。
れ、段階的に検診頻度や項目を減少させる等、対象のリスクに
応じた検診の最適化について研究を進め、より精度を高めるべ
きではないか。
26

そもそも、40歳以上にしかこの研究が行われていないのが残念。
20代、30代の人はどうすればいいのか?早期発見が命を救う
と言っているが、40歳越えないと受けられない、でいいのか?
アジア人、日本人に多い、高濃度乳房で偽陽性になる場合の精
神的なデメリットが強調されるが、遺伝性の方はどうすればい
いのか?個々のリスクで検診の方法、時期を変える研究はしな
くてはいけないのではないか?決して病気ではない、高濃度乳
房の方の告知をするための研究も必要か。(アメリカでは告知
が始まっている州もある)若年層のがんへのリスクは個別化だ。
どう個別化すれば、精神的なデメリットも金銭的なデメリット
もない検診が可能なのか?職域での検診のあり方など含めて研
究が急務。若年層でも患者がいて、一定数がり患している乳が
んを例にとって、検診から診断、治療に至るまでの若年層向け
の研究をしてみてはどうか?