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資料1_具体的研究事項と横断的事項について (14 ページ)

公開元URL https://www.mhlw.go.jp/stf/newpage_33521.html
出典情報 今後のがん研究のあり方に関する有識者会議(第11回 6/9)《厚生労働省》
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(5)ライフステージやがんの特性に着目した重点研究領域

②高齢者のがん

第4期がん対策推進基本計画等における関連した記載
第4期がん対策推進基本計画

2. 患者本位で持続可能ながん医療の提供
(4)高齢者のがん対策
(現状・課題)
• 我が国においては、人口の高齢化が急速に進んでおり、令和7(2025)年には、65歳以上の高齢者の数が3,677万人(全人口の
30.0%)に達すると推計されている 。これに伴い、高齢のがん患者も増加しており、令和元(2019)年度には、新たにがんと診断
された人のうち65歳以上の高齢者の数は75万人(がん患者全体の75%)、75歳以上の高齢者の数は45万人(がん患者全体の
45%)となっている 。

(取り組むべき施策)
• 国は、高齢のがん患者に対する適切な治療及びケアの提供を推進するため、関係団体等と連携し、更なるガイドラインの充実を推進
するとともに、高齢のがん患者に対するがん医療の実態把握を行う。

「がん研究10か年戦略」の推進に関する報告書(中間評価)

• 認知症やその他複数の併存症を持つなど、高齢者特有の課題や、治療中及び治療後のQOLの維持向上の観点も踏まえ、引き続き、高齢
者に最適な、手術療法や薬物療法等の治療法の開発を進めるべきである。
• 高齢者においても、新たな切り口となるゲノム研究を進め、高齢者特有の発がん要因を特定するべきである。また、加齢に伴う生態の
変化から見たがんという、新たな視点での研究も進めるべきである。
• 高齢者のがん検診のあり方も重要なテーマであり、加齢に伴ってがんが発生しやすいことや認知症など他の疾患を合併しやすいこと等
高齢者に多い問題も踏まえ、検診のもたらすメリット・デメリットの観点から、高齢者に適したがん検診を明らかにする研究を進めて
いくべきである。

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