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(1)参考資料 (92 ページ)

公開元URL https://www.mof.go.jp/about_mof/councils/fiscal_system_council/sub-of_fiscal_system/report/zaiseia20230529/zaiseia20230529.html
出典情報 財政制度等審議会 歴史的転機における財政(5/29)《財務省》
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資料Ⅲ-5-1

社会・文化的要因

○ 起業環境に関する国際調査によると、我が国は「政府による支援策」に比べて「起業に対する社会・文化的規範」の弱さが指摘さ
れている。
○ 政府による個別支援策のみならず、社会のあり方を含んだ多角的な議論・取組が必要。
<各国の起業環境の評価>

(点)
10

80%
70%

9

政府による支援策

社会・文化的規範

71.8%

60%

7.0

7
6

70.4%

68.5%
50.6%

40%

5.2

6.0

5.7

3.9

3.9

30%

5.6

5.1

5

4.6
4.1

24.0%

20%

4.7

10%

3.8

0%
米国
カナダ
英国
フランス
ドイツ
日本
(出所)Global Entrepreneurship Monitor, Adult Population Surveyに基づき作成
(注1)「あなたの国の多くの人は、新しいビジネスを始めることが望ましい職業選択であると考え
ている」という質問に「はい」と回答した割合
(注2)カナダのみ2020年、その他は2021年
(注3)同年における15~24歳の失業率は、米国9.7%、カナダ20.1%、英国12.6%、
フランス18.9%、ドイツ6.9%、日本4.6%(OECD Stat.)

3
2
1
0

米国

起業活動率

69.0%

50%

8

4

<起業を望ましい職業選択と考える人の割合>

19.2%

カナダ

英国

フランス

ドイツ

日本

16.5%

12.9%

9.2%

9.1%

6.4%

(出所)Global Entrepreneurship Monitor, 2022/2023 Global Reportに基づき作成
(注1) 棒グラフの数値は、各国の専門家(各国36人以上)による自国の「起業に係る環境条件
(National Entrepreneurial Framework Condition)」についての評価(10点満点)
(注2)起業活動率は、18~64歳人口のうち、新規ビジネスの立上げ・経営に関与している者の割合
(TEA: Total early-stage Entrepreneurial Activity)

<スタートアップ促進のための文化的背景に関する議論>
ニコラス, T (2022), 『ベンチャーキャピタル全史』(鈴木立哉訳)新潮社
アメリカ社会には、リスク資本と起業家精神に向かおうとする姿勢がしっかりと根
づいており、それは、この国の草創期における経済成⾧と経済発展の勢いにも
現れている。アメリカのベンチャーキャピタルはそこから出発した。(略)起業家
たちの冒険心を尊び、抑えられない貪欲さを受け入れ、現実の金銭的利益に
対する飽くことのない追求を促す、この国に培われてきた文化の賜なのである。
(エピローグ「最後に」から抜粋)