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(1)参考資料 (62 ページ)

公開元URL https://www.mof.go.jp/about_mof/councils/fiscal_system_council/sub-of_fiscal_system/report/zaiseia20230529/zaiseia20230529.html
出典情報 財政制度等審議会 歴史的転機における財政(5/29)《財務省》
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PDCAサイクルの確立

資料Ⅱ-4-6

○ PDCAサイクル確立の必要性が指摘されて久しい。行政事業レビューシートの活用等により、財政支出が成果に結びついてい
るかどうかをきちんと検証し、次の予算編成に活かしていくことが重要。予算編成・執行・評価の各段階において、客観的なデータ
を有効活用するなどにより、PDCAサイクルを確立し、政策や予算の質の向上を図る。
行政事業レビューの予算編成過程における活用
(これまでの取組)
○ 令和5年度予算においても、行政改革推進会議の秋のレビュー等の指摘を予算編成において適切に反映しフォローアップ中。
○ 行政改革推進本部事務局と連携し、各府省の行政事業レビューシートの単位を予算編成過程で議論されている単位に一致。
(今後の取組)
○ 見直し後の単位で作成された行政事業レビューシートを来年度予算編成過程で活用。また、秋のレビュー等の指摘事項に関して、ア
ウトカム指標等の検討事項を確定し、指標の達成状況等についてフォローアップを進め、予算編成過程で一層活用。
○ 見直し後の単位で作成された全ての事業の情報を検索・分析できるようになる行政事業レビューシステムが導入予定 (2024年4月)。
見直し版レビューシートの作成対象拡大(全事業へ拡大)と合わせ、データの質の向上を図る。
政策・予算の質の向上に向けた3つのポイント
① 政策・予算の質を高めるデータ活用
エビデンスに基づいた予算編成を行うことは重要。アウトカム指標等の見直しや行政事業レビューシステムの導入などの上記の行政事
業レビューにおける取組を進め、データの質の向上を図りつつ、様々なデータを積極的・効率的に活用。
② 予算編成業務のDX化
予算編成に係る作業を効率化し職員が実質的な政策議論に注力できる環境を整えることは、政策・予算の質の向上を図る上で必
要不可欠。業務の見直しやデジタル技術等を活用した予算編成業務の効率化を加速。
③ 事業の不断の見直しにつながる透明性の向上
予算編成過程のみならず、政策立案・執行・評価の各段階においてもエビデンスに基づき事業を不断に見直すことは重要。行政事業
レビューシステムの導入等により、予算編成・執行・評価の各段階における透明性を高め、第三者からの検証等を可能にするとともに、
財政当局はもとより各府省における自律的な事業の見直しを促進。