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【資料1】薬剤耐性ワンヘルス動向調査報告書年次報告書2021(たたき台) (115 ページ)

公開元URL https://www.mhlw.go.jp/stf/newpage_23261.html
出典情報 国際的に脅威となる感染症対策関係閣僚会議 薬剤耐性ワンヘルス動向調査検討会(第9回  1/17)《厚生労働省》
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(5)動物由来薬剤耐性菌モニタリング(JVARM)
① 概要
JVARM は、農林水産省が全国の家畜保健衛生所とネットワークを構築し 1999 年から開始した動物分野で
の薬剤耐性菌の全国的な動向調査であり、WHO の薬剤耐性菌の報告書(Antimicrobial resistance: global
report on surveillance 2014)において動向調査事例の一つとして例示されており、世界的にも重要な情報を
提供している。
JVARM では、(1)抗菌剤の使用量(販売量から推計)、(2)健康動物由来の指標菌と食品媒介性病原細
菌の薬剤耐性調査、及び(3)病気動物由来の病原細菌(野外流行株)の薬剤耐性調査の 3 つの調査を行い、
動物用抗菌剤の有効性を確認するとともに、人医療への影響を考慮した薬剤耐性に関するリスク評価・リスク
管理の基礎資料を提供している(図4)。これらの JVARM の調査結果は、農林水産省動物医薬品検査所のウェ
ブサイトにおいて公表されている 2。また、2016 年度には、我が国の AMR 対策アクションプランの戦略に従
って水産動物の薬剤耐性菌調査の強化及び愛玩動物の薬剤耐性菌調査方法に関する検討を行い、2017 年度に
疾病にり患した犬・猫由来の薬剤耐性菌調査を、2018 年度に健康な犬・猫由来の薬剤耐性菌調査を開始した。
また、2021 年度から、畜産環境の薬剤耐性モニタリングの方法等の検討を開始した。
図4 動物由来の薬剤耐性菌モニタリングの概要

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