よむ、つかう、まなぶ。

MC plus(エムシープラス)は、診療報酬・介護報酬改定関連のニュース、

資料、研修などをパッケージした総合メディアです。


○個別事項(その9)について-3 (69 ページ)

公開元URL https://www.mhlw.go.jp/stf/shingi2/0000212500_00127.html
出典情報 中央社会保険医療協議会 総会(第504回  12/10)《厚生労働省》
低解像度画像をダウンロード

資料テキストはコンピュータによる自動処理で生成されており、完全に資料と一致しない場合があります。
テキストをコピーしてご利用いただく際は資料と付け合わせてご確認ください。

人工呼吸器管理等に係る課題と論点
・ 呼吸不全の患者に対しては、原因疾患の治療とともに、必要に応じて、酸素療法等の補助療法が実施される。酸素療法
等で対応しきれない重症呼吸不全の患者に対しては、人工呼吸器や、ECMO(体外式膜型人工肺)等の補助療法が実施
される場合がある。

・ 人工呼吸器管理を要する患者に対しては、その離脱に向けて、自発覚醒トライアル(SAT)と自発呼吸トライアル(SBT)の実
施が推奨されており、SATにより、人工呼吸器の装着期間及びICU滞在期間が短かったという報告や、SBTにより、抜管まで
の期間が短く、また、院内生存率及び2年生存率が高かったという報告があった。
・ 人工呼吸器で対応できない重症呼吸不全の患者に対して、ECMOを用いた治療を実施することにより、救命できる場合が
あるが、ECMOを用いた治療の実施に当たっては、原疾患の治療だけでなく、回路の管理や合併症の早期発見等、様々な
治療管理が必要となる。

【論点】
○ 人工呼吸器管理を要する患者に対する適切な鎮静管理等により、治療期間の短縮や予後の改善等が示されてい
ること、また、 ECMOを用いた治療に当たり行われている治療管理の実態を踏まえ、人工呼吸器やECMOを用い
た重症患者の治療管理に係る評価の在り方について、どのように考えるか。

69