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○個別事項(その9)について-3 (44 ページ)

公開元URL https://www.mhlw.go.jp/stf/shingi2/0000212500_00127.html
出典情報 中央社会保険医療協議会 総会(第504回  12/10)《厚生労働省》
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障害者医療に係る課題と論点
・ 障害者支援施設等入所者の診療で対応困難だった経験を有する医療機関の割合は約27%であり、入所施設にとって、
入所者の医療機関の受診等について 「症状を自己申告出来ない入所者は、受診の判断が困難」 「検査・診察の待機時
間が長い又は待機が困難」などの課題がある。
・ 医療機関が対応困難な理由としては、「障害特性」「障害が重度」と回答した割合が高い。対応が困難だった入所者の状
況等としては「安静・治療の継続が困難」「強いこだわり」などがあった。また、必要な具体的支援としては「日常的な関わり
の強化」「互いの情報共有」「早期段階からの相談体制」などの意見があった。
・ 研究班の報告によると、知的障害を有する患者のてんかん疑いにおいても、遠隔地の医師が情報通信機器を用いた診
療を行う場枠組みが活用できる場合がある。さらにこの場合、投薬調整等について、適切に実施できる場合がある。
・ 令和2年度診療報酬改定では、希少性の高い疾患等、専門性の観点から近隣の医療機関では診断が困難な疾患に対し
て、かかりつけ医のもとで、事前の十分な情報共有の上で遠隔地の医師が情報通信機器を用いた診療を行う場合の評価
として、遠隔連携診療料が新設された。

【論点】
○ 障害者医療において、障害者支援施設等入所者の診療における対応困難な状況や課題も踏まえつつ、知的障害
を有するてんかん疑い患者に対して、情報通信機器を用いててんかん診療拠点施設と連携しつつ診療を実施する
ことについて、どのように考えるか。

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