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○個別事項(その9)について-3 (68 ページ)

公開元URL https://www.mhlw.go.jp/stf/shingi2/0000212500_00127.html
出典情報 中央社会保険医療協議会 総会(第504回  12/10)《厚生労働省》
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ECMOを用いた治療の実際について
○ 人工呼吸器で対応できない重症呼吸不全の患者に対して、ECMOを用いた治療を実施することにより、救命
できる場合がある。
○ ECMOを用いた治療の実施に当たっては、原疾患の治療に加えて、様々な治療管理が必要となる。
導入時
・ カニューレ挿入(必要に応じて外科的処置)
・ 血液検査(必要に応じて輸血)、抗凝固療法

維持・継続管理

○ ECMOの回路の管理
・ 回路トラブルの予防
→ 血液凝固系管理、抗凝固療法
・ 回路トラブルの早期発見
→ 回路内圧モニタリング、ECMOチャート作成
・ 回路トラブルへの対応
→ 回路交換、カニューレ交換 等

ECMO離脱に向けた管理・離脱後の管理

○ ECMOによる合併症の予防・早期発見・早期対応
・ 出血合併症







気道粘膜・肺胞
→ 気管内吸引物の観察、愛護的処置
カニューレ刺入部
→ 局所の観察
消化管→ 胃管排液・排泄物の観察
膀胱
→ 膀胱留置カテ排液の観察
筋肉内血腫
→ 全身・四肢の観察
脳出血→ 瞳孔径、意識レベル、麻痺等の観察

・ 感染症

・ 自己肺の状態改善のための処置
・ 離脱に向けたテスト(酸素化能、CO2クリアランス、呼吸数・呼吸様式の評価)
・ 離脱後の深部静脈血栓症の検索 等
出典:ELSO Anticoagulation Guideline、The ELSO Red Book (5th Edition)、ECMOプロジェクトシミュレーションコース資料(一部改変)

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