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○個別事項(その9)について-3 (61 ページ)

公開元URL https://www.mhlw.go.jp/stf/shingi2/0000212500_00127.html
出典情報 中央社会保険医療協議会 総会(第504回  12/10)《厚生労働省》
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術後疼痛管理チームの介入結果について
○ 術後疼痛管理チームの介入による変化については以下のとおり。
・ 概ね術後疼痛が軽減し、患者のQOLを向上させることができた。
・ 術後合併症を評価することにより下肢神経障害などの発生を減らすことができた。
・ 在院日数が短縮した。
・ 麻酔科医の術後鎮痛回診・処置に要する時間が減少した。
<術後疼痛管理チームの介入による疼痛スコア(NRS: numerous rating scale)の変化>
(杏林大学医学部附属病院の例)

<術後疼痛管理チームの介入による合併症の原因検索と回避>

(東京慈恵会医科大学附属病院の例)
婦人科良性疾患の開腹手術において、術
後に下肢しびれ感(感覚低下、筋力低下)
を訴える患者がAPS のデータにおいて多く
見られた。

婦人科開腹手術

上部消化管手術

術後疼痛管理チームが介入することで
術後1~3日目の疼痛が軽減し、患者
のQOLを向上させることができた。

APSで前後比較検討したところ、外科的要
因による末梢神経障害の可能性を疑い、
術中の術野展開方法等の介入を行うこと
で、術後下肢神経障害を減少させることが
できた。

<術後疼痛管理チーム関与前後での在院日数の変化>
(東京慈恵会医科大学附属第三病院と河北総合病院の例)

下部消化管手術

<術後鎮痛回診・処置に要する時間について(/月)>
(信州大学医学部附属病院の例)
周麻酔期看護師と協働することで術後
鎮痛の質を変えることなく、麻酔科医の
術後鎮痛に要する時間が40%削減可
能となった。



麻酔科医のみ

麻酔科医+周麻酔期
看護師

術後疼痛管理チームの介入により、在院日数が短縮した。

杏林大学医学部附属病院、名古屋市立大学病院、岡山大学病院、自治医科大学附属病院、信州大学医学部附属病院、東京慈恵会医科大学附属病院、東京慈恵会医科大学附属第三病院、河北総合病院
における術後疼痛管理チームに係る資料を参考に保険局医療課において作成

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