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資料1-2-5診断基準等のアップデート案(第49回指定難病検討委員会資料) (62 ページ)

公開元URL https://www.mhlw.go.jp/stf/newpage_25626.html
出典情報 厚生科学審議会 疾病対策部会指定難病検討委員会(第49回 5/16)《厚生労働省》
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っている。
(注 5)周期性を呈する場合があり、可能な限り複数日に測定して高値を確認する。唾液コルチゾールの測
定は有用であるが、本邦での標準的測定法が統一されておらず、基準値が確定していない。
(注 6)DDAVP(4 µg)静注後の血中 ACTH 値が前値の 1.5 倍以上を示すこともクッシング病の診断に有用
である。ただし、DDAVP は検査薬として保険適用外である。
(注 7)著明な高コルチゾール血症の場合、大量(8 mg)デキサメタゾン抑制試験では、血中コルチゾールが
1/2 未満に抑制されない例もあるので、注意を要する。
(注 8)微小腺腫の描出には、3 テスラの MRI で診断することを推奨し、各 MRI 装置の高感度検出法を用い
る。ただしその場合、まれではあるが小さな偶発腫(非責任病巣)が描出される可能性を念頭に置く
必要がある。
(注 9)下垂体 MRI において下垂体腫瘍を認めない場合は必ず行う。
(注 10)血中 ACTH 値の中枢・末梢比(C/P 比)が 2 未満(CRH 刺激後は 3 未満)なら異所性 ACTH 症候
群の可能性が高い。なお、本邦では海綿静脈洞血サンプリングも行われている。その場合、血中
ACTH 値の C/P 比が 3 以上(CRH 刺激後は 5 以上)ならクッシング病の可能性が高い。いずれの
サンプリング方法でも定義を満たさない場合には、同時に測定した PRL 値による補正値を参考とす
る。

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